ボビーブラウンよりは描きやすいです。柔らかいので、ラインが引きやすいです。
こういったパッケージは、時間がたつと乾燥してポロポロなってしまうので、いまはペンタイプのリキッドと、ペンシルを主に使っています。
(test id 2011年08月01日) 

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 1950年代のスウェーデンに暮らすイングマル・ヨハンソン少年。父は外国へ出稼ぎ中、母は病に倒れている。踏んだり蹴ったりに思える人生だけど、スプートニクに乗せられた実験犬よりはまだましだと自分に言い聞かせる毎日だ。
 そんな彼がひと夏、叔父夫婦に引き取られて片田舎の村で暮らすことになる。そこでの一風変わった人々との出逢いの中で、少年は確実に成長していくことになる…。

 「ギルバート・グレイプ」と「サイダーハウス・ルール」の原点といえるハルストレム監督作品。お見事、と言って良い秀作です。

 人生とは、様々なものを失いながら成長すること。そんなことを思う映画です。イングマルが犬のマネをするのは、これ以上自分から何かがもぎ取られることに少年なりに抵抗を示すための手段だといえます。自らの吠え声で、襲い掛かる世間を振り払おうとするかのようです。しかし怯えた犬ほど激しく吠えるもの。その吠え声は彼が押しつぶされる直前にあることを象徴しています。

 しかし、彼は失うと同時に多くを得ていくのです。穏やかに眠る彼と“彼女”のラストシーンまで、見る者を捕らえて離さない魅力に満ちています。

 ラストシーンのラジオ中継はスウェーデン人以外には理解しづらいものでしょう。
 これはスウェーデン出身のプロ・ボクサーIngemar Johanssonのヘビー級タイトルマッチ(59年)です。彼はアマ時代のヘルシンキ五輪(52年)では準優勝しながら、試合でベストを尽くさなかったとみなされて銀メダルを剥奪されてしまいます。しかし彼はプロ転向後に世界チャンピオンとなった実在の人物。メダルは30年後、彼に返還されます。
 つまり同姓同名の国民的英雄が勝利を収める試合を挿入することで、イングマル少年が不幸な現実に屈することなく、必ずや希望に満ちた人生を歩むに違いないということを、この映画は最後に明示しているのです。
(yukkiebeer 2005年03月26日) from Amazon Review

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主人公は厳しい現状をやり過ごすためにいつも「呪文」を唱えています。
曰く「僕は@@よりは幸せだ」「○○はもっと悲惨だったろう」
話が進行するにつれて、魅力的なキャラが次々登場してほのぼのするというのに
状況はどんどん悲惨になり、彼が必死に唱える呪文は残念なことに効き目を失っていきます。
絶対的な不幸の前に彼の相対的な幸せは簡単に崩れさってしまうのです。

でも、ラストの彼(やサガを初めとする周囲の人達!)の笑顔を見てくださいよ。
ラストの彼には「僕は△△より幸せだと思おう」と言う必要なんかもう全然無いんです。
誰かと比較して確認するまでもなく彼は心の底から幸せなんだから!
何故彼が幸せになったのか?
その描き方を稚拙だと感じる人、エピソードが無いと批判する人、漫画的だと文句を言う人も、受け入れられない人もいるでしょう。
でも、僕はこの映画を全面的に肯定します、この監督が全面的に人生を肯定したように。
 
(sergio_mendes 2004年12月29日) from Amazon Review

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「マイ ライフ アズ ア ドッグ」、まず、タイトルで惹かれました。「犬のような僕の人生? 生活?」って、いったいどんな内容なんだって思いました。DVDは「スプートニクに積まれて宇宙を飛んだあのライカ犬、僕はそれよりマシだ。」そんな一人語りから始まります。

子供は子供なりに色々なことを考えているけど、それはなかなかうまくいかないし、大人には分かってもらえない。大人の事情というのも分かるけど、でも子供にだって子供の事情がある。なのに大人はそのことを受け入れてくれない。人間ではあるけれども、結局は自分じゃどうしようもできない子供の僕は、結局は犬みたいに周りの「人間」の事情に翻弄されながら生きていくしかないんだ。「マイ ライフ アズ ア ドッグ」は、そんなことを私に語りかけてきました。

一番印象に残っているシーンは、自分の感情を抑えていた主人公が、ある些細な事件がきっかけで自分をうまく保てなくなり、東屋に逃げ込み、その小さな天窓から一人で夜空を見上げるシーンです。スプートニクで打ち上げられた悲惨で孤独なライカ犬と重なりました。

こう書くと悲しいだけのお話のように聞こえるかもしれませんが、それだけではありません。このお話がどんなふうに終わるのか、それは是非このDVDを自分で観て知ってください。

このDVDは、自分が子供のころの、大人に振り回されていた自分を思い出させました。誰もがきっとそんな体験をしていると思います。そんな「犬のようだった自分の生活」を、このDVDを観てもう一度思い出してみるのもいいと思います。
(025 2004年07月04日) from Amazon Review

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