宇宙を舞台にしたスケールの大きいRPGの続編。
前作で多大な功績を残した主人公が
突如としてトラブルに巻き込まれるところから始まり、
プレイヤーを一気に惹きつけるのはさすが。

非常に設定が作り込まれていて、緻密な世界観の中で
人間以外にもさまざまな種族の異星人が登場する。
それぞれの種族の特徴や関係性なども前作から引き継がれているので
まずは前作をプレイして世界観に慣れておかないとついていけないだろう。

システム部分や特殊能力についても独特なところがあり、
前作未経験者は非常に戸惑うだろう。
まずは1作目をしっかり遊び込んで慣れておく必要があるし、
それだけの価値が本シリーズにはある。

逆に、前作経験者は相変わらず同様の楽しさが得られ、
どっぷりとMass Effectの世界を味わうことができる。

前作のセーブデータを引き継ぐことができるが、
所持金や経験値に多少のプラスがある程度で低いレベルからのスタートとなる。
それよりも前作での行動・選択が会話中に反映される方の意味が大きく、
以前の戦いの内容や、その過程で死亡した者などを思い出させてくれる。

戦闘に関する部分では、前作であったような
さまざまな武器が登場するという考え方はなくなり、
スナイパーライフルやショットガンといった系統別に
アップグレードさせていくスタイルに変わった。
つまり、異なるアサルトライフルのどちらを装備しようか、という悩みは起きない。

体力も自動回復となり、戦闘に関して言えば
RPGよりもTPS寄りに大きく変更されたイメージだ。

レベルの低いうちは難易度カジュアルでもそれなり苦労するし、
敵の体力に重なる耐久力にもアーマー、バリア、シールドと種類が複数あり、
それぞれ有効な武器や能力が異なるので、最初はややこしい。

一般的なRPGで言う「町」が本作の場合は「惑星」になっており、... 続きを読む
(D.IKUSHIMA 2012年06月25日) from Amazon Review

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最近やっとこさ3までクリアたんで超今更レビューを書いてます

近年、日本ではめっきり人気の無いSFジャンルのRPGですね
でもこの作品はそんじょそこらのなんちゃってSFやぺらっぺらのSFもどきとは訳が違いました
世界観を支える膨大な設定がこの魅力あふれる未来世界を堅固な物にしています
世界の全ての現象、技術、風土、種族、風習、風俗などが事細かに設定されており、膨大な量のキャラクターに厚みを与えています
なので世界も登場するキャラクターも非常に個性的で魅力的です

今流行の自由度重視のスカイリムやトゥーワールドのような箱庭系RPGの対極に位置するストーリーテラー系のRPGで、ドラクエやFF系の最上位に位置するゲームですね
このゲームの最重要点であるストーリーは、私には映画よりよっぽど面白かったくらいでした
しかもプレイヤーの選択分岐により世界は少しづつ変わって行くため、最終的には膨大なフラグになっています
よくあるゲームの選択分岐はどっちを選んでも大して変わらないものが多いですが、これは思いっきり大事なとこがどっかん変わったりするのでビビリます

ゲーム的には戦闘はアクティブTPSですが、実は結構なんちゃってTPSで、戦闘中でもスキルや武器選択画面を出すと時間は止まるしエイム補正もかけることが出来るので、プレイヤーは全然当たってなくてもキャラが当ててくれたりしますし、ヘッドショット判定も無いのでエイムは適当でオッケーです
TPSゲーマーにはガッカリ仕様ですがアクション好きでないRPGゲーマーには敷居が低くやりやすいですね

MAKO(惑星探査用の装甲車:MAKO=アオザメとのこと)での惑星探査が煩わしいとかコピペダンジョンが飽きるとか言われてますが、正直私はMAKO探査はラジコン走らせてるみたいで楽しかったし(走れるとこもそう多くないし)、つまらなくてもサブクエストも全部やらなきゃ死ぬって程の強迫観念に捕らわれてるわけではなかったので問題とは思いませんでした

アイテム整理をサボってると、アイテム売却やオムニジェル化が面倒になるのがちょっと煩わしく感じたりはしましたが... 続きを読む
(mignoria 2012年05月21日) from Amazon Review

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素晴らしいです。COD等に慣れている方にはやや動き辛いかも知れませんが、それでも十分楽しいと思いますよ。

BGMやSEも本当に素晴らしい。

(設樂さん EAJ 2011年09月03日) from Amazon Review

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2010年初頭に北米と欧州で発売を迎えて以来、世界中のメディアから絶賛を受けた本作。
日本での発売を迎えた2011年1月には、98個のレビューによる平均点が96/100に達し、
RPG史上最高の評価を得る結果となった。

MassEffect2は、それらが決して過大評価ではなかったと確信させてくれるタイトルだ。
ストーリー、演出、キャラクター、戦闘、ゲームシステム、音楽、全てにおいて文句の付けようがなく、
特に戦闘に関しては、開発スタジオがフルスクラッチで作り直したと話していた通り、劇的な改善がもたらされている。
実際にTPS部分だけ切り取っても、ギアーズオブウォーやアンチャーテッドといった名作TPSと比較しても見劣りしないほどだ。

前作で不評だった惑星探査やエレベーター、コピペダンジョンなどの要素は一つも残っておらず、
不快だった装備周りのシステムも刷新されている。
前作を遊んで「ストーリーはいいんだけど、ゲームとして面白くなかった」
といった感想を抱いた方も、続編で大きく見方を変えることだろう。

演出とストーリーに関しては競合作品とは比較にならないほど洗練されており、完全に映画レベルに達している。
MassEffect2のシナリオの根底にある問いかけは倫理的に難しく、社会的だ。
白でも黒でもなく、グレーゾーンの犯罪者に命をもって罪を償わせることは正しいのか?
社会全体のために、特定の民族の繁殖能力を調整することは許されるのか?
正解のない決断を迫るこれらの問いかけは、ゲームシナリオの新たな可能性を見せつけてくれる。

ただ一つ問題があるとすれば、ストーリーがMassEffect1の完全なる続編であるということだ。
前作で共に戦った仲間たちとの感動的な再開や、
前作で下した決断によってMassEffectの世界が変わっていく感覚を味わうことができないのはとても惜しい。
ストーリー上の驚くべき展開も、前作をプレイしていなければ響かないだろう。... 続きを読む
(Across 2011年01月13日) from Amazon Review

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Mass effectでの最大の弱点はシューターとしての中途半端さだったと思うのですが、ソコをキッチリ改善していると思います。

バリアやアーマーの概念導入により、バイオテックやテックなどを駆使する必要性が強くなり、より戦略性が増しました。

作業としての惑星探索はプローブを打って資源回収するシンプルなカタチに変わったり、エレベーターの妙な待ち時間が簡素化されたり、貯まりすぎて整理が大変だった武器アップグレードがなくなったり、製作者がユーザーの声を聞いて改善したというのがリアルに頷けます。

前作で感動的だった映画のような会話システムや物語の重厚さ、その必然的結果としての一本道なRPGさは維持されていますので、当に正当な進化と言えます。


しばらく日本語版は出ないと思われるので、前作経験者で英語がある程度イケる人はオススメします。


(た。 2010年04月27日) from Amazon Review

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