かつて、XBOXで発売された[NINJA GAIDEN]は、今でも自分の中で[アクション]の[最高峰]に君臨し続けている。
あそこまで[上手くなりたい]と思わせたゲームは、未だ私にとって現れていない。 上手くなればなる程、その面白さへの探究心が向上させられる、類い稀なる完成度を誇っていた。
学生時代ならともかく、社会人になってから、あれ程[やり込んだ]記憶は無い。
その後も数々の[アクションゲーム]をプレイはしたが、次作である[NINJA GAIDEN 2]でさえ、あの完成度を越える事はなかった。

この[NINJA BLADE]は、私自身、あえて[避けていた]ゲームであった。
あの最高峰ゲームと同じ[ニンジャ]を主軸としたゲームで、どの様な斬新なシステムであろうが[何も感じない]と決めきっていた訳である。

無論、この作品とて、あの名作を[越えて]はいない。 しかしながら、この作品もまた、見事に[忍者]を描いているのだ。

その描き方は、あの[NINJA GAIDEN]が[インディー・ジョーンズ]や[ハムナプトラ]だとしたならば、この[NINJA BLADE]は、まさに[スパイダーマン]や[ダークナイト]の発想である。
その演出は、充分に最高峰に達しており、この作品がこの様な[売上]しかあげていない事は、あまりにも悲しい。

[上手くなりたい]と思わせる操作性や難易度ではない為、演出の派手な割にはサクサクと進み、あの[NINJA GAIDEN]のラストステージの様な緊張感は最後まで味わえなかった。

しかしこのゲームは、埋もれてしまうにはあまりにも惜しい完成度を誇っている。
(BRONKS 2010年10月04日) from Amazon Review

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