今までのアトリエシリーズのイメージとは、かなり変わっています。
完全なRPGと言えるかと。
調合はオマケ、ですね。ゲームを深く楽しむために必要な要素、に変化しています。
早い話、しなくてもクリアは可能です。ゲーム部分に関して、1回の戦闘が長いというのはありますが、
ダンジョンが比較的小さいので、通常のRPGより逆にクリアは早くなってるような。
シナリオは先が読めます、はい。それにキャラの感情描写も少なく、
感動するゲームではありません。可もなく不可もなく。
ここまで読むと、中途半端なゲームに思われるかもしれません。
ですが、はっきり言って、面白い、です。
最近のRPGで本当に面白い、と言える数少ないゲームです。
最初に調合する必要がない、と書きましたが、
このゲームをプレイしていると無性に調合がしたくなります。
いつもなら、必要ないことはしない主義なのですが。
調合することで起こるイベント、サブキャラクターが織り成す
ストーリー。
主軸とは離れたところで同時進行する小さな物語、それに引き込まれていくのです。
RPG>調合のバランスのはずなのに、その調合イベントを見たいが為にシナリオを進めてしまう自分がいる。
この時、明らかにRPG<調合の前作までのバランスになってます。
そんなサブストーリーが絡まり、主軸を引き立たせて行く。
そして、全ては絶妙の均衡を取り始める・・・。
旧ファンには不満がある人もいるでしょうが、この挑戦はとても素晴らしかったと思います。
冒険的な挑戦も終わってみれば、既存のRPGより素晴らしいものになっていました。
絵だけに走る駄大作が多い中、古き良き時代の正当進化形態を思わせるこのゲーム。
是非、一度お試しください。
(とこしえ 2004年06月08日) from Amazon Review