本作は、まさにサウンドノベルの至高とも言える出来ばえだ。

前半の午後に至るまでは、やや重苦しく物語も伏線をはるだけの
流れのため苦痛を伴う。ここで投げてしまう人がいるのも頷ける。

しかし、物語が動き始めると徐々にもっと先を見たいという衝動に
襲われ始める。
そしていつかどっぷりとはまり込んだ自分に気づかされるのである。

この作品の素晴らしいのは、伏線のはり方とその回収である。
たとえばある人物が現れ、話を進めている登場人物と会話を始める。
たわいのない会話だ。
そして、この現れた人物が、その人物なりの一日を過ごしながら後半に
改めて重要なネタを持って現れたりする。
さらに驚くべきことに、その人物を登場させるためになにげなく会話した
内容までもが伏線であり、後のストーリーに影響を及ぼす。
なんとも計算された内容に唸る。

あと、先が読めるという意見もあるだろうが、そのとおりである。
しかし、この作品が素晴らしいのは、先が読める部分を出し惜しみしない。
という点にある。
「あ、もしかしてこうなのかな?」なんて思ったことが、後半になってネタ
ばらしするのではなく、案外あっさりとそのネタをさらす。
先が読めるのではなく、先を読まされている演出といえるかもしれない。
だからプレイヤーは次に気になったことの先を読み出すのだが、それが
読めたころにゲームはネタをさらす。こんな展開が続くのだ。
私はとりこになり、完全に脚本の手の上で転がされている感覚を愉しんだ。
久しぶりに終わるのが嬉しくも寂しい思いをするゲームに出会えたと思った。

そして最後にどうしても書いておかなといけないのがクリア後の特定条件の
栞で入れる我孫子氏が担当した亜智の妹の話だ。
本編の感動の後に読めば、まさに涙の止まらない珠玉のサイドストーリー
である。

残念なのは、もうひとつのボーナスシナリオは、苦痛でしかない点である。... 続きを読む
(OKUPI 2015年02月22日) from Amazon Review

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こういうサウンドノベル(って言うのかな)ゲームははじめてだったけど、これはかなりおもしろかった。紙芝居のように進んでゆくけど結構ドキドキする。
(10089080 2013年11月18日) 

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渋谷が舞台となっています。主人公も5人の中から選べます。本編はすごく良かったです。画像がキレイです。街をプレイした事がある人ない人でもプレイしてもらいたいです。Wiiのソフトの感想です。PSPでもこのソフトは発売されています。自分が持っているゲーム機にあったソフトで遊んでみてください。
(友ちゃん 2012年08月21日) 

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ネタバレあり。

本編はすごくイイ。矛盾は確かにあるがそれを除けばサウンドノベルシリーズベスト3に入る傑作である。

しかし、どうしても☆5が付けられない。それは隠し要素である。

本編終了後に条件を満たすことで3つのスペシャルエピソードが出現。そのうちのひとつがはっきり言って要らない。これを入れるならその後が欲しかった。

そして、カルトクイズ。これが私が☆5を付けられない一番の原因。何でって問題が主語が通ってない。例えば「犯人の名前をフルネームで」と言うのがある。皆さんも本編の黒幕を想像したと思うが実は本編中にドタバタで発生するただの窃盗事件。

それなら〇〇〇〇を〇〇から盗んだ犯人は?と書いて欲しい。

また、ある特定の文章中に隠しコマンドを入力すると隠しエピソードが出現するがこれはサイトを見ないとわからない。

妙に高い攻略本を買わせるための策略かと思えば当の攻略本に記載なし。

ハァ!?意味わかんない。チュンソフトさんは何がしたいの[?]

以上こんなわけで私は☆5が付けたくても付けれません。

このゲームを完全攻略したい人はサイトを見る機材(ケータイなりパソコンなり)、デジカメを持参しましょう(デジカメは最後らへんで使います)
(ビッグ ビーズボーイ 2012年03月31日) from Amazon Review

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「街」からのファンなので即買い・・・とまでいきませんでした(笑)
発売した当時 お財布がピンチで 買えませんでした
つい最近 ゲームを遊びなおしたときにガイドブックを買ってなかった事を思い出しまして
今回購入をしました
内容はというと 攻略本というよりファンの為の補完本でしょうかな?
この本を買うまでは 自分でゲームの画面などを繰り返し見て聖地巡礼を繰り返しておりました(笑)
設定資料 製作日誌 製作インタビュー 等が盛りだくさんで読み応えは結構あります

ただし 攻略本だと思って買ってしまうと・・・だめですね
あくまで ファンのためのファンによるファンのための補完本だと思ってください
攻略サイトなどを見たほうがクリアーには役に立ちますヨ

(本田 シバラク 2011年11月28日) from Amazon Review

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BADエンド収集の ために購入しましたが誰がどの選択肢を選べばというような ことは詳しく載っていませんでした。 インタビュー記事も 個人的にはもう少し載ってくれていると 嬉しかったのですが どうもメーカー公認のオフィシャルの攻略本はあまりメーカー側が詳しく載せたくないようなところを感じます。プレイヤー自身で苦労して遊んでもらいたいというのは分かる気もするのですが。
(タロスケ 次郎 2011年07月04日) from Amazon Review

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ドキドキハラハラまさかの大どんでん返し!!夢中になりすぎて、青いワゴンをみるとハッとするほど。次々とわかる新事実。驚きの連続。そして愛する人を思うパワー、強さ、あたたかみに涙。本当にステキなゲームをありがとうございました。
(すず すず 2010年03月21日) from Amazon Review

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チュンソフトのサウンドノベルでは「かまいたちの夜」シリーズが有名だが、
今作はセガサターンやプレイステーションで発売された「街」と
非常によく似たゲーム性となっている。
「街」は売り上げそのものはそれほど振るわなかったが
その根底のデキの良さからファンに根強く支持されており、
私も熱烈なファンの一人だ。

渋谷を舞台としたストーリーが展開されるが
選択できる主人公が5人いるのが特徴である。
よくあるサウンドノベルのように、話の途中で選択肢を選び
より良い方向へと導くのは同じだが、
1人の主人公の選択肢のどれを選んでも
バッドエンドになるように作られている部分がある。

その場合、その主人公の運命に影響を与えた
別の主人公の行動を変化させる必要がある。
つまり5人の主人公はバラバラに行動しているようで
実はそれぞれお互いの運命に絡んでおり、
ある主人公の話を追っている際、
同時刻の別主人公のことも把握していく必要がある。

すでに体験した主人公の過去の履歴を
タイムチャートを利用していつでも再開できるようになっており、
一度読んだ部分をもう一度読んだり、
ある部分の選択肢を変更するためにまた最初からやり直すなどの必要はない。

また、ある主人公だけを先行して進めることもできず、
別の主人公のストーリー中からジャンプしないと先の展開が読めなかったり
全主人公の話をある時刻まで進めないと次の展開が開放されなかったりと
すべての主人公のまんべんなくプレイする必要があるような仕様になっている。

Wiiコントローラーを縦持ちにした上で
十字ボタンとAボタン、+−ボタンだけで操作でき、
Wiiコントローラーで画面を狙う必要もないため
片手で非常に楽に操作できる配慮がされている。
長時間ひたすら文字を読むサウンドノベルにおいて
疲労が少ない動作で違和感なく操作できるのは非常に嬉しい。... 続きを読む
(D.IKUSHIMA 2009年10月07日) from Amazon Review

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ゲーム中は脇役に徹してきた音楽でしたが、改めてCDで聞くと違う世界が見えてくるようでした。当たり前ながらそれぞれの曲に名前が付いていて、「これって加納のテーマソングだったんだ!?」とびっくりするのもまた一興。
邂逅や生還を聞くとエンディングを思い出して泣きそうになったりとか…。ゲームをやりこんじゃった人はもう一度、あの感動を味わえますよ(^-^*)
(Tokyo Pop 2009年04月19日) from Amazon Review

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虹色栞ゲットです。
大満足。発売決定頃はぽや〜んと『いつか遊んでみたい』と思う程度でしたが、TVCMを見て『しまった、これはやらなきゃ』と決心しました。あれはよく表現できたCMだったと思います。
私は『街』挫折者で、『428』を遊び始めてから、不安になりました。何せ一度挫折してるので。しかしそんな事関係なく面白かったです!
ようは『街』の、出会わないのに影響だけ受ける、あみだくじみたいなザッピングが理解できなかったんですが。
『428』は各主人公の時間軸という縦糸に、すれ違い接触し、出会い合流していく、そこに発生する影響がジャンプとして横糸の役割を担う、物語が織りあげられていく様が気持ち良かったのです。
砂時計の砂のように、時間とともに集う様を、見て頂きたい。
収束していく、と言うとスケールが小さくなるイメージがあるかも知れませんが、逆にあの佳境の盛り上がりと緊張感は皆さんに体験して頂きたい。
頭の切り替えが必要なシナリオもありますが、本編の手間のかかり具合だけで、満点です。
長々と失礼しました。
(みつき 2009年03月12日) from Amazon Review

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