連載開始時点で放映終了から4年以上経過していましたが、芳文社出版のスピンアウトとしては初となる、
まどかによる改変後の世界が舞台となった作品です。
それも他のとは異なり別の時間軸というわけでもなく映像化された内容には沿っているので、半公式なものと言えるかもしれません。
同じ作者のコミカライズ作品ではない、前後編の公開時期に出版されたTDSはそれなりに楽しめたので期待していました。

1・2話がさやかが円環の理に導かれるまで(杏さやメイン)、それ以降がほむらメインになってきています。
(とは言え本巻は3話収録ですので、前者がメイン)
2話までは結末が既に映像化されている内容に合わせる必要があったせいもありますが、
1話の内容からのその後の予想を2話で一気にやり抜けた感じでした。
良く言えばアニメ9話に比べれば救いのある、悪く言えばベタな展開となっています。
(アンソロなどで似たような杏さやの内容を何度も見たこともあり、個人的には後者寄りの印象でした)

また、プロローグを除き2話ラストまでほむらの存在を匂わせなかった(1話のマミのモノローグでもハブられていた)のに
つじつま合わせのように唐突に現れたかと思えば、本人曰く体調不良で長期間戦線離脱していたそうで…。
ですが少なくともマミやさやかとは面識があったようなのに転校してきたという、よくわからない事になってます。
アニメでは一緒に魔獣退治をしていたはずのほむらがいないことに何か意味があるのかと思っていたら、何の意味もなかったということでしたし、
叛逆でほむらとさやかの関係も取り沙汰されただけに、改変後での生前の関係が全く描かれなかったのは非常に不満でした。
内容的にさやかと杏子がメインになるのはいいにしても、
2話までの展開もほむらも加わっていればもっと深みのある展開になっていたでしょうに。

タイトルにもある「魔獣」ですが、叛逆では語られるだけ、しかも悪魔ほむらには歯牙にもかけられないような感じで言われてましたが、... 続きを読む
(千歳 2015年12月12日) from Amazon Review

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まどか☆マギガ叛逆の物語の公式ファンブックです。
サイズはA4判でカラーもふんだんに使用されております。
ページ数は127Pと少し物足りないでしょうか。
内容は・・・

 ・イラストレーションギャラリー
 ・ストーリー&キャラクター
 ・スタッフ&キャストインタビュー

となっております。

普通のファンブックでは、ストーリー解説とキャラクター説明は分かれているものですが、
やはり映画というだけあって特別というか、スートリー解説の合間に、キャラクター説明
が盛り込まれています。

ストーリー解説には『インサイドストーリー』として、シーンごとの裏解説があったりするんですが、
ここが少し物足りません。「ここの解釈を教えて欲しい!」と思うところの解説がなかなか
足りないような気がします。

全般としては、『限定版BD』のブックレットとコメンタリーにプラスアルファしたような
イメージです。掘り下げとしては物足りない部分もありますが、見方を変えれば
「まどか☆マギガはまだまだ続くよ!」とメッセージとも取れ、
ここですべてが完結するようなファンブックには、成りえないのかもしれません。

スタッフトインタビューの中にもしばしば出てきますが、BDの特典にあった、
『HOMURA 1st take version』のほむらの印象は、格別でした。

精神性をどんどん研ぎ澄ましていくと、人は完成形に至ることが出来る。
しかし完成形に至ったヒトは、人間性を失って人でなくなってしまう。
それがロジックであり、叛逆のほむらである・・・と。

音響の鶴岡さんがおっしゃているように、「これが自然のほむら」というところは、
すごく共感できます。むしろ叛逆はほむらが完成形に至るための物語である・・・
という方が、物語としての美しさは増します。

ただ完結してしまうと物語が終わってしまうので、ほむらを不完全な状態に戻したのは... 続きを読む
(Amazon Customer 2014年04月12日) from Amazon Review

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TV版、前後編の公式ガイドブックとは異なり、表紙がラスボス悪魔ほむらと5人の魔法少女という感じの構図になっています。
悪くはないと思いますが、個人的には過去2冊や本作の内容も考えるとこれまでと同様にまどかとほむらの二人(きららマギカVol.12の表紙みたいな感じ)で良かったかなと思います。
その辺は好みの差ですので評価を下げるようなものではないでしょう。

帯にあるように巻末に多数の方のインタビュー記事があるのが特徴だと思います。
キャスト陣はメインの7人のロングインタビュー(二人ずつの対談形式)がありました。
たださやか×杏子のようないまさらなのもあれば、ほむら×なぎさ(斎藤千和さんのみ2回分あった)という劇中の絡みもなかったよくわからない組み合わせがあったりと、正直イマイチな組み合わせでした(あとはまどか×キュウべぇとほむら×マミ)。
個人的にはほむらならキュウべぇとかさやか、さやかなら前述のほむらや三角関係に決着のついた仁美といった、劇中で新しい関係になった組み合わせのを読みたかったです。
中盤以降この7人以外ほとんど出番がありませんでしたが、サブキャラ(両親、先生、仁美、上條)の声優のインタビューも短いながらもあったのは良かったです。
スタッフインタビューは、新房監督や蒼樹うめ先生ら5人の対談の他、OP・EDを歌った歌手やあまり雑誌などでもインタビュー記事を見ないスタッフと言った、キャスト陣を含め全体の約1/3を占めています。

ストーリー紹介は約半分を占めます。基本的にイラストが並んでそれぞれに少々の説明が加えられているといった感じですが、
お茶会とかほむら対マミなどといった要所では構成が変わったりと飽きさせない感じです。
なお魔法少女6人のキャラ紹介は途中で何人かに分けられて出てきますが、内容は控えめ(各2ページ)です。
前作を見ているのが前提の作品ですし、新キャラがなぎさのみですのでこのようにあっさりしたくらいで良かったと思います。
なおキュウべぇを含むその他サブキャラはストーリー紹介の最後2ページに纏められていました。... 続きを読む
(千歳 2014年04月12日) from Amazon Review

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まどか☆マギガ叛逆の物語の公式ファンブックです。
サイズはA4判でカラーもふんだんに使用されております。
ページ数は127Pと少し物足りないでしょうか。
内容は・・・

 ・イラストレーションギャラリー
 ・ストーリー&キャラクター
 ・スタッフ&キャストインタビュー

となっております。

普通のファンブックでは、ストーリー解説とキャラクター説明は分かれているものですが、
やはり映画というだけあって特別というか、スートリー解説の合間に、キャラクター説明
が盛り込まれています。

ストーリー解説には『インサイドストーリー』として、シーンごとの裏解説があったりするんですが、
ここが少し物足りません。「ここの解釈を教えて欲しい!」と思うところの解説がなかなか
足りないような気がします。

全般としては、『限定版BD』のブックレットとコメンタリーにプラスアルファしたような
イメージです。掘り下げとしては物足りない部分もありますが、見方を変えれば
「まどか☆マギガはまだまだ続くよ!」とメッセージとも取れ、
ここですべてが完結するようなファンブックには、成りえないのかもしれません。

スタッフトインタビューの中にもしばしば出てきますが、BDの特典にあった、
『HOMURA 1st take version』のほむらの印象は、格別でした。

精神性をどんどん研ぎ澄ましていくと、人は完成形に至ることが出来る。
しかし完成形に至ったヒトは、人間性を失って人でなくなってしまう。
それがロジックであり、叛逆のほむらである・・・と。

音響の鶴岡さんがおっしゃているように、「これが自然のほむら」というところは、
すごく共感できます。むしろ叛逆はほむらが完成形に至るための物語である・・・
という方が、物語としての美しさは増します。

ただ完結してしまうと物語が終わってしまうので、ほむらを不完全な状態に戻したのは... 続きを読む
(フッキー 2014年04月12日) from Amazon Review

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前半は魔女になったほむらと魔法少女達との激闘です。

 「私たちはかって希望を運び、いつか呪いを振り撒いた者たち。
  そして今は円環に導かれ、この世の因果を外れた者たち」

という台詞とともに、さやかとなぎさが大活躍します。

ほむらの今までの頑張りを知ったさやかはかってのいきががりを捨て、
彼女の為に全力を尽くして戦います。
なぎさはくるくるかわる豊かな表情で、高らかに進軍ラッパを吹き鳴らします。
 (さやかと杏子への、空気を読まない発言には吹き出してしまいました)

そしてとどめはマミさん。回を増すごとに「ティロ・フィナーレ」の火力がUPしてくる様は、
お約束ではありますが、やはり痛快です。
やっぱり魔法少女には必殺技が必要なんだなと、つくづく思います。

そして衝撃のシーン。

 「やっと掴まえた」

と告げた時のほむらの表情は、今までのそれとは一変した狂気に満ちたものでした。
きょとんしたまどかの表情との対比も良いです。

ここであらためて単行本の1巻から表紙を見直すと、
1巻では、ほむらはまどかと仲良く正面を見ています。
2巻では、ほむらはすべての魔法少女に背を向け、
3巻では、ほむらはまどかしか見なくなります。そして対照的に、
まどかは正面に向かって笑顔で、手を差し伸べてます。

一人ぼっちになったら駄目だよ、と言い続けたのはまどか。
それに対してほむらは、例え多くの人の心を裏切ってでも、
まどかが側にいることを望みました。

ラストシーン。神に戻りかけるまどかを必死で抑えるほむら。
その焦燥から、まどかに問いかけます。

 「あなたはこの世界が貴いと思う?欲望よりも秩序を大切にしてる?」

まどかの答えを聞いたほむらは、この世界の先に破滅が待っていることを
予感しつつ、かってまどかに貰ったリボンを返します。... 続きを読む
(フッキー 2014年01月10日) from Amazon Review

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1/8スケールの女神まどかは大き過ぎて環境的に置けないと判断したのでこちらを購入。
雑誌もついているとのことなので全体的に楽しみにしていたのですが、実際に開封してみると雑誌の薄っぺらさと箱の割り増し感が凄く残念に思います。
雑誌の幅に合わせたんでしょうが、1/10スケール女神まどかの箱は上に割り増しの空箱があって箱自体は小さめです。
しかも、フィギュア箱は完全に真っ白なただの箱で市販されてるフィギュアのように窓も柄も全くありません。
購入時はデコマス写真がプリントされてましたが、それは箱の周囲に巻かれた紙と雑誌の表紙でした。
フィギュアの箱も大切に締まっておく私としては残念で仕方ありません。

フィギュア本体ですが、1/10スケールということでやはり、小さかったです。翼部分がデコマスよりも凄く上に上がっててそれを考慮に入れると全高は高そうですが、それでもこれで7500円かぁって少し溜め息が出ます。
1/8スケール女神まどかがAmazonで値引きされた時に狙った方が満足いくフィギュアが手に入る感じがしました。
お顔の大きさは特に小さく感じます。
小さめのプライズぐらいでしょうか。
スケール的にも仕方ないのですが、遠目からの見栄えはやはり少し薄れそうです。
それとお顔がデコマスと全然違う感じがしました。
ちょっと寄り目になってて朗らかさが欠けてる感じがします。
翼も明らかにデコマスより上に上がってますし、翼は別パーツで取り付けなきゃいけないのでその組み立ても結構大変でした。

ですが、作りとしては全く悪くありません。
小さい方が良いという方には素直にオススメ出来ます。
塗装も私の個体に関しては悪い点が全く見られませんでした。
ただちょっとうつむいている感じはします。
本体の重みのせいでしょうか。

雑談の内容に関してはこれまで出たまどマギのフィギュアの紹介写真と1/10スケール女神まどかの製作工程の紹介、後、まどか役の声優さんのインタビュー記事が載ってます。
フィギュアはプロ撮影な為、全体的に良く撮れてて魅力を感じました。... 続きを読む
(輝 2013年12月19日) from Amazon Review

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第2巻の収録内容は、1巻の続きから、ほむらが
魔女になるまです。

おもしろいと思ったのは、ほむらの魔法の描かれ方が
TV版と異なっているところです。

物理的面で言えば
ほむらVSマミさんでは、マミさんはリボンでほむらを補足して同期することで、
時間停止魔法の影響を受けることを防いでいます。
これは1巻の魔法少女同士での連携攻撃ですでに描かれていたことですが、
さらにマミさんは万一に魔法が発動した時の保険までかけており、
戦闘センスではマミさんの方が上手であることが示されています。

またさやかは、盾を剣で止め、砂の流れを遮断させない
という方法によって魔法の発動を防いでおります。つまり取っ組み合いになれば
身体能力の低いほむらはさやかにも勝つことが出来ないのです。

TV版では戦闘に有効であった時間停止魔法が、手の内が
バレていれば対策は容易であるという、TV版との価値の逆転を生んでおります。

精神的面で言えば、
マミさんには「いつだって相手より優位な立場にいると思い込むのは禁物よ」と叱咤され、
さやかには「また自分だけの時間に逃げ込むつもり?」
と揶揄されております。

まどか一人を【たった一人の友達】と呼び続け、彼女に固執して
自縄自縛におちいるその姿は、時間停止魔法というものが、
前に進むことのできない彼女のあり方を、
端的に表現している存在であることが提示されております。

このように叛逆の2巻では、ほむらをTV版とは違う角度から堀り下げた内容と
なっており、とても興味深い物語でありました。

ひとりぼっちになったら駄目だよ、とほむらに告げるまどかの気持ち。
自らを犠牲にしてでも、まどかを救いたいと思うほむらの気持ち。
微妙にすれ違う二人の心・・・。

最終巻が楽しみであります。
(フッキー 2013年12月13日) from Amazon Review

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まず、二巻は漫画独自の変更部分がかなりあり、それのお陰で読みやすくなっている部分が多い。ネタバレするからあえては書きませんが。もちろん、マミとほむらのバトルはスピーディーな動きを見せる映画とは異なるが、たぶんこれは平面の限界。作者は頑張ったと思う。普通の漫画家ならあの映画の場面を観たら、描きたくなくなっちゃうもんなあ。

ストーリーは疑惑から魔女の、うん、まあ、あそこまで。クライマックスは三巻に集約した訳だ。

逆に言うと、作者は細かく描いている。

たとえば
ソウルジェムから半径100mまでしか
自分の体をコントロール出来ないか
ほむらが試すシーンでは、かつてのさやかのシーンが
挿入されており、ほむらが記憶を取り戻したことが
はっきり理解出来るように補完されており、
上手いなあ、と思う。
(ANY 2013年12月12日) from Amazon Review

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前巻はほむらがメガネを外したところで終わり、本巻はマミ宅でのお茶会から始まります。
本巻の終わりは大体の予想通りかと思いますが、最終巻でも戦闘シーンが含まれる箇所で終わりました。

他の方の意見でもあるように、何箇所か追加シーンがあります。
既にいくつか上がっているので詳細は省きますが、個人的に気に入ったのは冒頭の髪を解いたほむらをマミが褒めているところです。
映画だとイメチェンしたことに特に触れることなく話が進んでいたのでこの辺を拾ったのは良かったです。

本巻で一番盛り上がるのは、4話のほむら対マミの戦闘かと思います。
本映画で一番スピーディーなシーンなので静止画のために大画面動画と単純に比較するのは酷かと思っていましたが、銃弾の軌道が飛び交う中フキダシがなく進む戦闘は
静と動の対比が素晴らしく見応えがありました。(銃を撃っている最中はどちらも喋らず、動いていない時に会話をしています)
逆に花畑のシーンはもっとパッとわかりやすく花の様子が切り替わるかと思っていましたので、やや物足りなく感じました。
6話については詳細は書きませんが、私も同様にメガネを外すあたりの追加シーンは良かったです。
3話の時と同様に、全体的に不気味さはマイルドにされているように感じました。

一番楽しみかつ不安でもあった今回の戦闘シーンは期待以上の出来でした。
前巻と同様に戦闘シーン以外でも映画と雰囲気の異なる箇所があるものの作者の持ち味が出ていると思うので、最終巻もこれまで以上に楽しめると思います。
(千歳 2013年12月12日) from Amazon Review

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11月末現在、初回パンフはまだ沢山残っている劇場もありますのでご注意を。
(海ネコ 2013年11月28日) from Amazon Review

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