僧正。行間を読む限り迷い仏とされている。中盤のネフティスの説明で、オティヌスと同格の分類;魔神から個体の僧正として絞られてくる。
しかしー木乃伊であることが属性って私はブラフだと考える。今の第一印象はパワフルなおじいちゃんゴーストだ。そもそも土を経た人外と言っても、地中にどれだけの成分、有機物残骸、思念が混じっていると考える?液体ダイヤについての秋川母の説明でないが、命を対価にした一人の、有資格者だった仏教者という単体は、土を経た結果いくつもの要素が絡まった混合物になったと考えられる。
仏教の俗物派閥云々は観測者問題にすぎないと見る。「料理のコンテストで自他共にトップだと認められる作品を作っても、自身の手が届かない審査員サイドの云々で駄作扱いされて落選した、至高の一品だったのに」。性格の方向付けにすぎない、故に攻略には繋がらない。
率直に分類するなら、旧作六巻のエリス・ウォリアーが自分自身ゴーレム術式を使い、(マーキング、不要で)地面を→サイボーグのパーツのように人体器官扱いできたなら。って脅威だと思う。エリスと違って磁石の性質は含んでいないために、ミサカの電撃でも吹き飛ばない。僧正の場合は、泥人形じゃなくて墓碑と玄室か。ひょっとしたら、僧正が土に魔力を送り込んでいるのでなく、土が僧正に魔力を送り込んでー生物社会を支える惑星、足場の部品に変えているのかもしれない。オティヌス編のエピローグでの発言はそんな感じ。ゴーストがノーム、土精霊になってるってオチじゃないだろうか。
いずれにせよ周囲が張った「迷い仏」ってラベルは今としては正しく、自他共に正しいはず。むしろ魔術の魔神としてみている上条や、衆生救済が出発点で、しかしルートずれしたせいで残念、と見る他の魔神たちの方が見当外れなのかもしれない。
あるいはゴーレム、エリス・ウォリアーがシェリーと言う特定の、連れ添ってくれる友達に行き着かなかった場合のバージョンなのかもしれない。木乃伊でなく人の救済を原点として組まれたゴーレムだとするなら、この僧正を取り巻いた俗物派閥云々の扱いは、なるほど余計極まりないプログラミングを後付けしたものだと言うことになる。迷い仏って、無宿人の自来也の風来坊として、気持ち良く仕上がったアンデッドに行き着いちゃっているじゃないか。... 続きを読む
(Amazon Customer 2015年08月31日) from Amazon Review

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初期の禁書目録、世界中を駆け巡っていなかった頃を思い出す。インデックスと美琴の2大ヒロインを核に、ハーレム状態の序盤日常から、急転直下のクライマックスへ導く。その間に、新・旧登場人物をふんだんに盛り込んで、マクロとミクロの動きを連動させる。まさにこれぞ、このシリーズの王道。これまでと何が違うか?筆力は常に安定。ヒロインと目的がはっきりしていて、巻ごとの戦う目的(本巻の敵ヒロインはフレイア、まさに王道)が明確。これは久々に会心!

ただ、二つ言うと、かつての10何巻くらいまでは、毎巻、こういう感じが持続出来ていた。それが、新訳前後から、一巻ごとに完結的に、これが出来ず、結局新約8巻をかけて伏線を張らざるを得ないのは、なかなかネタが続かず、舞台を学園都市に限定していたのではメリハリがつかず、科学と魔術サイドを繰り返すだけではマンネリなためその融合形のグレムリンが出てくる。だから、作者あとがきの如く、数巻を費やして、伏線を張らざるを得ないのだろう。

もう一つは、結局、エンディングも、「どうなるんだ!」ってのも、何度も「主人公が死んだ!」とか言い続けてきたから、まあ何とかなるんだろうと思ってしまうからなあ?だって、魔神とやらも、ラスボスじゃなくて、ただの中ボスでしょう。グレムリンなどただのカムフラージュだとか言われると、これは伏線回収なのか、単なる力技まとめなのか?大体、本シリーズの真のラスボスって、結局学園都市のビルにいるあの人じゃ?そこへいたるまで、話を出来るだけ長引かせたいのは、作者も読者も同様なのかも?だから、こういう明らかに話が進んで収束する巻って、これから何巻かに一冊になるのかなあ?とは、思わなくもない。
(YOK 2013年10月22日) from Amazon Review

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旧約終盤のような勢いがやっと帰ってきました。

そして久々にインデックスさんがまともに登場してくれました。
旧約の時も空気感が否めなかったインデックスさんですが、新約になりさらに空気になり、もう出てこないのではないかと思っていたので結構嬉しかったですね。
それに、なんといっても我らが美琴お姉さまとの共闘ですね。旧約含めて30巻目で初めて3人で並んだんじゃないでしょうか。

他にもイギリス清教の面々や旧約で出てきたキャラたちが登場してくれたのもありがたいですね。
さすがにキャラが多すぎて、それぞれの関係性がよくわからなくなってきましたが…。

次巻では、そろそろ魔神オティヌスとの戦闘になるんでしょうか。
オッレルスとフィアンマのコンビが負けてしまったら、もうこいつに勝てる奴はいないと思うのですが。

てか地球は滅亡したのか?
(さる 2013年10月07日) from Amazon Review

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新約はとてつもなくつまらなかったですが、8巻がすべてチャラにしてくれます。
インデックスと御坂、バードウェイ、レッサーの絡みが禁書らしくて良いです。
7巻まで読んで投げた方は是非読んでほしいです。
まだ新約読んでない方も辛い先に楽しいものが待ってると信じて読んでほしいです。
(scottie 2013年10月01日) from Amazon Review

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レビューせずにはいられませんね。
新約に突入してから1番面白い巻でした。

というのも、新約に入ってからは話自体がやけに難しく(ややこしく?)なっていくイメージばかりで、今回もいつもの新約禁書かな・・・と思って購入しましたが、やられましたね・・・。

前半の日常シーンですが、久しぶりのレッサー登場やいつも通り不幸な上条さん、すっかり女になってしまった御坂さんを楽しませていただきました。

終盤はやはり鎌池先生と言ったところ。
禁書はアニメだけでは伝えられないところがたくさんあり、文章は素晴らしいなと再認識させられました。

これからも禁書原作の大ファンでいたいと心から想える作品でした。
最後に世界が壊れちゃいましたが・・・9巻がとても楽しみですね。
また鎌池先生はトンデモナイことを考えているんだろうなと。

気になるところがたくさんあるから・・・読み返してこよう♪
(TaGm@EMMM 2013年09月25日) from Amazon Review

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ややネタバレがあるので未読者はご注意を。

新訳に突入してから禁書は旧約時代と比べると明らかに失速していた。
物語の展開スピードも遅くなり、敵対勢力も旧約時代と比べると魅力を失っていた。
世界中で突発的に大事件が起こるが、旧約時代と違いその事件が何故起こるのか、事件の中心人物(主にグレムリンに属する魔術師)がどうしてそんな事件を起こすのかという理由付けが非常に曖昧に感じられ読者は置き去りにされてきた。
でも

それ自体が鎌池が構想した新訳の世界だったのだ。

置き去りにされたのは読者というより主人公である上条当麻であり、世界だった。
禁書は基本的に上条当麻を中心とした主人公(ヒーロー)の目線で物語が描かれている。
その彼らが世界から置き去りにされているのだから、三人称小説とはいえ基本的には彼らを通して禁書の世界を垣間見る我々読者が作品に置き去りにされてしまったのは当然なわけだ。

さて、その世界を置き去りにするほどの圧倒的な力を持つ隻眼のオティヌスと文字通り世界との対決がこの巻のメインストーリーなわけだか、このストーリーはかなり作り込まれている。
旧約時代のスピード感、第三次世界大戦のときのあの主要人物が勢揃いしていくにつれて湧き上がる興奮を初めとして旧約時代にはあって新訳で失われたと思われたあの禁書ワールドの雰囲気がこの一巻に詰め込まれているのだ。
この一巻を書くためだけに今まで新訳シリーズを出版してきたと言われても納得するほどだ。
さらにはこの巻の最後にはとっておきの絶望まで与えてくれる。
本当に作り込まれた話になっているのだ。

私は新訳シリーズになってからは惰性で禁書を購入していたがここまで買い続けて正確だったと感じた。
新訳から買わなくなった人には是非購入して読んでほしい。
そこには新しくなって戻ってきた禁書ワールドがある。
(kei@HTT kei 2013年09月21日) from Amazon Review

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共闘がなにより、わっしょいわっしょわいでしたw
他の方々の意見のように確かに新約では一番面白い巻でした
表紙見て日常編でもやるのかーと思ってたけど予想と違ったので驚きだ
(hm 2013年09月16日) from Amazon Review

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前巻は科学側がメインの内容でしたの、今巻は魔術側がメインかな? と予想していましたが…。
まず購入する前に某福岡市内の本屋でカラーの見開きだけでもと開いて見てみれば、なんとインデックスと美琴と上条さんが共闘している?! これを見た瞬間、旧約〜新約とずっと読み続けてきた私の手は思わず奮えていました。(これは絶対に面白い!) そう私は確信していました。実際に家に帰って読んでみても、あまりの面白さにあっという間に読み終わってしまったのでそのままもう一度読み直しました(笑)

内容はネタバレになるといけないので簡単に書きますが、グレムリンvs科学・魔術サイドというロシア篇を思い起こすような全面戦争な内容でした。そのため、オリアナ・トムソンや女王エリザード、その娘のキャーリサ達姉妹や騎士団長率いる騎士団にレッサーそして後方のアックアに右方のフィアンマなど旧約に登場したキャラクターがたくさん再登場します! また、上条の両親や美琴の母なども再登場します(笑)

旧約からずっと読み続けて来られた禁書ファンなら誰でも胸が熱くなる展開ばかりでとても面白いので、是非とも手に取って読んでみて下さい!!
(けいまー 2013年09月12日) from Amazon Review

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今回の新約第8巻は『新約』に入ってから一番面白い巻だった。

まず、この巻における日常(女の子達とのやり取り)と非日常(シリアス展開)の比率が素晴らしく、またその移り変わりも大変良かった。
そして、このシリーズではグッと心惹かれる場面は1巻に付き大体1つなのだがこの巻においては4つ存在していたため見所も普段より多く、後半部のテンポは大変良かったためストーリーにぐんぐん引き込まれていった。
グレムリン関連から少し脱線するが、今まであやふやだったモノも上手く纏まり、全体的に見ればスッキリとした終わり方だったのではないかと思う。
幕引きは唖然とさせられたが。
(tanny 2013年09月11日) from Amazon Review

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容姿が良い世間知らずのぶりっ子で、誰も彼も洗脳したり操りまくったりで私利私欲のため好き勝手に行動してるビッチ
9巻を読むまでの食蜂さんの印象はこれでした。黒子達の記憶を消したことも相俟って、彼女のことがとても嫌いでした。
しかし、しかし――。

9巻を読んだ後は食蜂さんのことが好きで好きでたまらなくなりました。
非常に衝撃的な展開で今までの食蜂さんに対する印象が180度変わりました。
彼女も人並みの弱さがあり、人並みの感情があり、人より高い倫理観と強い優しさを持っていたのです。
「何考えてんだかわからないアナタと組む気なんてはなからないの」
と美琴に冷たく言い放っていた食蜂さんが、一縷の望みに託して眼だけで美琴と通じ合うシーンは最高でした。
美琴と上条さん並みの最高のコンビに見えました。

色々と書き連ねましたが、9巻は6巻同様とてもスピンオフ作品とは思えないクオリティの高さを感じる内容でした。
とある科学の超電磁砲という作品が禁書と関係なく単体で確立し、一人歩きを始めたようにすら思えます。
10巻が楽しみでしょうがないです。
(karekare 2013年09月06日) from Amazon Review

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