【商品説明】 語弊を恐れずに書くと、今回の『ゼルダ』は、冒険の舞台となる地形は大きく“3つしか”ない。しかし、そのひとつひとつの地形には何度か訪れることになり、行くたびに状況や遊びのルールそのものが変わっていく。つまり、同じ地形を使って、さまざまな遊びを用意しているのだ。世界への理解が進むことで、新たな発見が生まれたり、アクションや謎解きに対してもアプローチが増えてくる。こうしたプレイヤーの熟練も見据えたゲームデザインによって、とてつもなく濃密な世界が作り出されているのだ。  過去シリーズの中でもよく引き合いに出される作品に、1998年にニンテンドウ64で発売された『時のオカリナ』がある。『スカイウォードソード』の発想は、これとはまさに逆の方向に思える。『時のオカリナ』で実現した3Dの世界は、とてつもなく広いことが魅力だった。その広さがあったからこそ、馬で駆け抜ける楽しさがあったわけだ。今回は、あえて舞台をある程度の広さに限定し、遊びの仕組みで密度を出した。これは、昨今の肥大化するゲームに、何らかのヒントになるのではないかと思っている。  こうした、新しい可能性の示唆には大きな価値があり、『ゼルダ』はこの先の未来に向けて新しいスタートを切れたのではないだろうか。『時のオカリナ』と『スカイウォードソード』、どっちが上か下か、みたいな単純な話ではないが、本作が過去最高の『ゼルダ』であることは間違いないだろう。  『ゼルダ』シリーズの原点にあった箱庭的な遊びに立ち返りつつ、リンクのアクションは最新の技術で支えられている、25年目の温故知新の『ゼルダ』。ぜひ、手に取ってみてはいかがだろうか?