アニメ1期から入った者です。
アニメ1期→7巻までMF版を読破→8巻(OL)を読破→アニメ2期→9巻という流れを経ています。
おそらく私と似たような経緯を辿ったかも多いと思うのでレビューを記載します。

結論から言うとアニメ1期を気に入った人にとっては面白くない作品です。
そもそもアニメ1期から入った人は小説版の出来とのギャップに驚いた人も多いと思いますし、私もその1人です。
もっとも、7巻までは、文章のレベルこそ読んでいて苦痛を覚えるレベルに低いですが、
曲がりなりにもキャラの雰囲気はアニメ1期の面影があったと思いますが8巻以降、特にこの9巻は今まで以上に酷いです。

以下私がダメだと思った点を記載します。

1.過去巻とのキャラのぶれ
8巻以降は作者の出版社とのトラブルなどにより7巻との時間が空いてしまったからなのかキャラの雰囲気も7巻までと異なります。
この9巻に至ってはキャラが変わってしまったかのようにギャップを感じますし、
設定なども作者が過去に書いていたことを忘れてしまったのかのような印象を受けます。

例えば、ISを展開して一夏を折檻するヒロインは過去巻でも日常的ではありましたが、過去の折檻のシチュエーションは
「プライドが高いながらもヤキモチを妬いてしまうセシリア」、「脊髄反射で一夏に折檻してしまう鈴」などキャラの性格に合った
描写が下手なりにもありましたが、前巻あたりから「取り敢えず他の女の子と仲良くして気に入らないから折檻」という形で
どのキャラも取り敢えずヤキモチといった内面の書き分け等もなくなっています。
そのため、読んでいて「えっ?このキャラってこんな感じにヤキモチ妬いたっけ?」みたいなキャラが変わってしまったような
違和感を感じます。

2.萌えイベントが繰り返し
萌えイベントが取り敢えず「あーん」です。
この作者は萌えイベントの引き出しがあまりにも少ないです。... 続きを読む
(Macross 7 2014年05月03日) from Amazon Review

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