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ウイルキンソン・タンサンはこれまで飲食店の業務用として瓶入り製品が販売されてきた歴史があります。 同炭酸水が平成23(2011)年から500mlペットボトル入りとして一般商店の店頭においても販売が開始されたため一般家庭でも入手し易くなったことと、近 年の健康志向によるコーン・シロップ添加の清涼飲料水離れが促進されたため無添加で強炭酸による爽やかな飲み心地のウイルキンソン・タンサンが爆発 的なヒットとなっています。
そもそも、同製品の歴史は古く、明治22(1889)年頃、イギリス人のクリフォード・ウィルキンソンが兵庫県西宮市塩瀬村生瀬で発見した天然の炭酸鉱泉を 明治23(1890)年からボトリングし販売されたのが始まりでした。 明治37(1904)年には、ザ・クリフォード・ウヰルキンソン・タンサン・ミネラルウォーター・カンパニーが設立され、ブランド名も「ウヰルキンソン・タンサン」とさ れましたが、昭和26(1951)年からは、ウヰルキンソン・タンサン鉱泉(株)が製造し、朝日麦酒が販売していました。 その後、昭和58(1983)年にアサヒビールが商標権を取得して同社の製造・販売とされています。
初めて、ウヰルキンソン・タンサンと出会ったのは当時6歳の昭和30(1955)年頃で、父親に連れられて入った酒類を販売する雑貨店でのことでした。 ガラス瓶に書かれたウヰルキンソンというまだ見ぬ異国情緒を感じるどこか不思議な商品名と聞き慣れない炭酸水という言葉から、何か神秘的な興味に 惹かれてしまいました。
そして、ウヰスキーと同様、何故、「イ」ではなく「ヰ」なのか?その違いが解らず、大人達に聞きましたが、誰も解りませんでした。 すると店主が「坊や!飲んでみるか!」と気前よく栓抜きで王冠を開けてコップに注いでくれました。コップから勢いよく立ち上がる泡、初めて見るものでし た。 初めて経験する無味無臭の強烈で鮮烈な炭酸水に驚きましたが、ただの水なのにどこまでも深い味わいに、誰もが知らないであろう「ウヰルキンソン」の 秘密を知ってしまったような不思議な体験でした。...
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(pelikan 2015年05月26日) from Amazon Review
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