「マクスウェル方程式が一つにまとまるみたい。それには微分形式ってのを使うとそうなるみたいだよ。」、という好奇心からこの分野を勉強し始めて、書店で手に取った本がこの本でした。

はじめから外積代数が説明されていくのですが、(計算法則が)散逸しており幾分読みにくいです。はじめにだいたいの概要をつかんでおいて、そのあと厳密さ(といってもかなり厳密性は犠牲にしてますが)を追えばより頭に入るかと思います。

私は「物理のかぎしっぽ」さんの微分形式を参考にしました(サイトでは、この本の洋書→Differential Forms with Applications to the Physical Sciencesを参考にしているらしいので、とても参考にしやすいです)。個人的にはそちらのページで勉強して(印刷したりして)そのあと、傍らにそのページを見つつこの書籍で学びました。

そうすれば、まったく初めてでも(この書籍においては)とっつきやすく、読みやすいです。(かぎしっぽさんのサイトの説明でもわからない場所は要学習です。)

さて、この書籍はコンパクトに書かれておりますが応用例が多いです。微分幾何、群論...私はまだ読めてませんが、微分形式の威力を知るには十分な書籍だと思います。

微分形式だけを学ぶにはこの本でも十分なのですが、多様体や、微分幾何などを学んでおけば、読めば読むほど味が出てきます。


多様体を学ぶのでおすすめなのは多様体の基礎... 続きを読む
(ひろゆき 2010年11月25日) from Amazon Review

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