毎度お馴染みPK。これまでならば、純正のものがβ版のような扱いで、PKをインストールすることにより、その魅力を最大限に楽しめるというものになっていた(それがまずおかしいのだけれどもそれはここで問題にしない)。だけれど、こと「革新」においては、PKなど無くても、ある程度まではシステムとして出来上がっていたために、PKを加えることによって、何か別のゲームのような気持ちにさせられた。
 従来のシステムを引き継ぎつつ重層的な魅力を与えようという試みだと思うのだが、どうにも大雑把な印象。南蛮技術によって弓が大幅にパワーアップされたが、鉄砲よりも射程が長いというのは如何なものか。「苗刀」での足軽のパワーアップも大幅に過ぎる。また、特産品での交易も結局大雑把なものになってしまっていて、地域の特色は薄い。
 アイディアは凄く良いのだが、PKを入れることにより、それに寄り掛かる割合が増え、散漫に仕上がっている印象だ。
 この「革新」PKだけは、できれば純正のものもプレイして、好みによって使い分けた方が良いように思う。遊び方は広がったが、その分蛇足も多い。素直に手放しで喜べるPKではなかったのではないだろうか。

(過去 2007年12月17日) from Amazon Review

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