ゲームは楽しめましたが、主人公達に不満が多いです。
キーアを大事に想うロイド達に感情移入できませんでした。
前作の零の軌跡で、キーアを助けて一緒に過ごした日々の描写がインターミッションぐらいでしか詳しく描写されていないので、ロイドと同じ気持ちにはなれませんでした。

絆も、前作はあっさりしていましたが、今作は日焼け止めオイルを女性に塗るとか気持ち悪いです。
エリィの絆だと、終盤の告白シーンでロイドがエリィに、ずっと憧れていたとか好きだよとか言いますが、そんな描写が本編で全然なかったのでハァ?と思ってしまいました。
それどころかまだセシルに気持ちが残っているような台詞が終章にあったのに。
なんだか、セシルに脈がないからエリィで妥協した、みたいに見えてしまいました。
主人公のロイド以外のキャラ同士の客観的な描写なら、いつの間にかくっついてた、いつの間にか好きになってた、実は好きだったってのは全然アリです。(現実でも電撃結婚がありますし)
でも、主観である主人公ロイドでそれをやられると萎えます。
主人公の気持ちの変化や流れは見えるようにしてほしい。
空の軌跡のエステルは、ヨシュアを異性として意識しだした時期ははっきり書かれていました。
絆を導入してしまったためにそういう過程が省かれたのなら、絆システムなんか無い方が良かったです。
仲間の女性キャラほとんどがロイドに惚れるのも不自然です。
あと前作からですが、推理ではロイド一人で殆んど解いて、仲間達がアホっぽく見えました。
主人公が完璧過ぎだと思います。

エンディングも、ロイド達が黒幕を憎めないとか言っててハァ?です。
主人公と主人公に何か言われただけであっさり惚れる女性陣が残念でした。
メッセージスキップや音楽はとても好きです。
次回作には期待していますが、また絆有りのギャルゲーもどきなら、購入は控えようと思います。
(風鈴 2011年12月05日) from Amazon Review

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