3Dモデリングについては慣れるまで時間がかかりましたが、背景CGが進化しているため近未来感が増していて何より綺麗です。深海の中とはあまり思えませんがレミューというテーマパークをよく表せていると思いました。ただクラゲゴンドラはPSP版の挿絵のほうが雰囲気でてたかも…。
シナリオは一新されていると前情報にあったので、改悪されていないか不安だったのですが、多少カットされているシーンはありますが全体的に読みやすくなっています。ヤミオニについてもあちこち探す選択肢がないので楽っちゃ楽なんですが、大切なシーン(缶が蹴られたところ)の不気味さが減少してるために、伏線として機能していない気がしてもったいない。武編の少年も言動があやしすぎる感があまりありません。あれは後々大事な伏線になるのに…と思いつつ読みましたが、最後の伏線回収ではやはり見事にすべてが繋がり、久しぶりに背筋が震える読みごたえを感じました。前より読者を中心に据えた作りになっています。このゲームの醍醐味は主人公を通してプレイヤーを引きずりこむことにありますから、それがより強調されているのが良かったです。
(カノン cercia 2011年12月13日) from Amazon Review

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