遅ればせながら全巻一気読みしました。とても良かった。
3巻について、低い評価をされている方が多いことに驚きました。
いいのよ、拉致事件も地震も、これでいいのよ。

1巻の終わり、海江田氏が主人公に好意を伝えるあたりから、
うっとりとのめり込みつつ、ああ、これは極上のファンタジーだと思いました。
リアリティを求めるものじゃない。
いや、だって、こんな52歳、現実にはまず、いねーし!!

仕事に夢中になっているうちに35歳になって、ちょっと疲れたなあ、と思った女の前に
社会的地位が高く、頭脳明晰、性格温和な初老のダンディ(しかも初婚)が現れ
「君が好きや」とまっすぐに伝えてくれるなんて、こりゃもうファンタジーです。
うっとり涙目です。いいんです、それだけで。

極上の白馬の王子様ストーリーは本当に心癒されるものです。
「君はペット」が年下の可愛い才能のある男の子バージョンであって、
海江田氏はその逆をいく何でも持ってる優しいおじさまバージョン、
真面目に生きてきた不器用な美女にとってのひとつの夢なのです。

毎日がんばってる女性諸君、たまには癒されましょうよ。OKよ。
私はとっても癒された。素敵なお話だと思います。
(vivian 2010年08月30日) from Amazon Review

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