設定としては

願いをかなえる使命があるヒロインを放っておけない主人公が一緒にいろんな人の願いを叶えていく 
という王道で絶対面白くなる展開が期待できるもので

その願いの内容や願いをかなえるために奮闘する主人公とその仲間達の人間ドラマを
思う存分作れたはずなのに…

一話とか二話ではまだよかったが

途中から世界観や設定がどうでもよくなるような
どこにでもあるような三角関係問題(神様とか関係ない)

しかも 恋敵を応援するヒロイン→やっぱり応援できない
の繰り返しで 

このゲームのライターはそういう三角関係の描写がとても達者だが、
さすがにほぼ全部のルートでやられると飽きてしまうし、
この作品でそれをやるならもっとこの作品のテーマをしっかり描くべきだと思った

そのテーマとはこの作品の冒頭で
一生懸命願い事をかなえようとするヒロインに主人公が言った言葉

「なんでそこまで?」「そんなことしてお前に一体何の得がある?」 

という問いに対する答えである

このテーマがしっかり描かれておらず

ユーザー少なくとも筆者は作品を通してあまり共感が得られなかった

他にも細かいところで微妙だなと思ったことはあった

日常シーン 特に各ヒロインとのイチャイチャはすべて同じようなやり取りで焼き増しのように感じたし

アヤカシに関しても色々設定があるわりにちゃんとした見せ場となるバトルシーンは
なかったし(ちょっとしたものはあっても文章的にも絵的にも迫力がない、呪文が厨二病ぽかったのもちょっと…)

絵は文句なく綺麗だが背景のモブキャラがあきらかな手抜きだったり、

音楽も前作や前々作で聞いたモノに似ていて印象に残らなかったり 挙げればキリがない

細かい点はともかく全体的に見れば設定はおもしろいのになぜこうなったのかという作品だった... 続きを読む
(lapislazuli アレス 2011年12月11日) from Amazon Review

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