自分は、フィクションの作品のこちら側、にまったく興味が無い。
スタッフのインタビューや制作状況、商品の紹介やその売り上げ。どうでもいい。
メカ系の本にありがちなのだが、プラモの作例や、紹介があったりすると、とたんに購入意欲が下がる。

その点このシリーズは最初から最後まで架空世界での出版という形をとっており、安心して読める。
が、完全に本物、と思い込むにはやはり甘い。
例えば主兵装のビームライフルは、本物であれば数ページ使って解説するであろうし、
メインエンジンである核融合炉もそうだろう。

また、GUNDAM OFFICIALSのように情報を集めて、うまく整合性をとる、というスタンスではない以上
固有名詞も造ってしまうぐらいの覚悟が欲しい。
例えば、小型ミサイル、といった書き方は実在の兵器の解説書では絶対に見ないし、
開発陣で出てくる人名がテム・レイのみというのもあり得ない。

さらに、FA-78-3とHFA-78-3の画が全く、解説も殆どないのはなぜだろう?
VOLUME 1なので、その他諸々と一緒に2で描くつもりだろうか。

全体としてはうまくまとまっており、大きな問題もない。
次はザクか?

(関・弘 2012年01月01日) from Amazon Review

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