スタウトの本場(発祥国)アイルランドでのスタウトの定義は次のとおり。
・ポーター(上面発酵により醸造された黒ビール)であること。
・シュヴァルツ(下面発酵により醸造された普通の黒ビール)、通常のポーターよりも麦汁濃度及びアルコ ール度数が高いこと。
しかしながら、当製品は上記条件のどれも満たしておらず、中身は普通の黒ビール(シュヴァルツ)と変わらない。当製品は、上面発酵ビール特有の芳醇なアロマも感じられないし、スタウトビール固有のアルコール度数の高さと味の濃さが、あまり感じられない。スタウト(強い)を名乗るなら、アルコール度数は7%以上が相応しいし、高い麦汁濃度由来の重厚な味わいが欲しい。はっきり言って、旧来のキリンスタウト(瓶入り330ml)のほうが、スタウトビールらしい旨みを堪能できる。折角、麦芽100%・一番絞りブランドを使用するのなら、価格帯を上げても、上面発酵法で醸造して、スタウトらしい「強め」のアルコール度数と重厚・濃厚な味を追求して欲しかった。当製品は、スタウトとしては、評価に値しないシロモノだ。(なぜなら、「スタウト」という名称に偽りがあるからだ。)但し、普通の黒ビール(シュヴァルツ)として評価するなら、「黒エビス」、「アサヒ黒」よりお勧めである。)
スタウトビールを味わうのなら、麦芽100%ビールではなくとも、アサヒ・スタウト334mlをお勧めする。
(M.U 2010年04月28日) from Amazon Review

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