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別にこの13巻がつまらなかったわけじゃないんです。 話運びもいつも通り丁寧だったし、面白かったし。 それでも、ただただこれが最終巻だということが問題だったと。 第一部完、しばらく休んでから第二部スタートしますよーってのなら☆4か5あげれたんですけどね。 朋美を選んでもセルニアを選んでも、まったくおかしくないという、読者からすれば「どう決着付けるんだ」というところが楽しみだったはずなのに肩すかしもいいところで、おまけにエピローグ見ると秋晴の中で答えは一応出ていたのに、自分の実力に納得がいかないからとかいう理由でどっちもお預けみたいな感じにしてしまったってのはさすがにどうかと。 こう、本来の予定通り1人ずつに告白の答えをする場合はちゃんと1人は確実に振っていて1人には保留的な答えをするはずだったんだけど、朋美の策謀で2人いっぺんに話すことになってしまったから秋晴ひよっちゃったとかならまだ納得はできたんですが。 そういうところまで読んだ朋美の作戦勝ち、というかその場合は朋美もノーと言われるのが怖くてひよっちゃったとも言いますが。 今までキャラを無駄に増やし過ぎたせいで今回の告白騒動で「顔見せすらしないのおかしくない?」とかいうキャラ(みみなさんとか)がいたりと、オールスターにするわけでもなく「最終巻」として見れば不満がかなり残る結果になってしまいました。 まぶらほでも決着つけないって作者が明言した時点で読むのやめたけど、こういうことする作者だとは思ってなかったんだけどなぁ…過去作的に。
そして秋晴さん、最後まで髪の色戻さなかったし耳の安ピンも取りませんでした。 大分前の巻の外伝か何かで惰性でやってるだけで戻してもいいけどタイミングを逸した的な発言をしていたわけですが、ぶっちゃけ上育科に認められたいんだったらまずは外見を戻さないといけないのは自明の理だし、仮装で元に戻したときは別に怖がられてなかったんだから容姿云々に関しては簡単に直せる範囲であったはず。 棗の件が片付いたときに直してもよかったんだろうけど、きっとそこで直さなかったのは「場違いな主人公」という設定を残すためだったんでしょうね。...
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(海斗 2012年03月12日) from Amazon Review
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