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律と高野の物語×2編、木佐と雪名の物語×1編。以上の本編に3ページの描き下ろしを加えた構成の第7巻。
木佐と雪名のお話は、今回なんと雪名視点です。 私は、木佐翔太の場合で雪名を見ていた時、彼はあっけらかんとして細かい事はいっさい気にしないタイプのキャラだと思っていました。 しかしながら、フタを開けてみてビックリ。雪名は人一倍優れたルックス以外は、いい意味で平凡な男でした。 好きな人・木佐の事で悩んだり、自分の将来や絵の方向性ついて壁にぶち当たったり、本当に普通の大学生だったのです。 今まで遠くに思えた雪名がぐっと身近に感じられた素敵なお話でした。木佐とのラブも満載。必見です。
律と高野のお話は、2編とも特に大きな変化があった訳ではありません。 律サイドで杏ちゃんに関する動きがありましたが、それすらもサラリと描かれているので、 読み手によっては少しばかり拍子抜けをするかもしれません。 実は私がそうでした(笑)。が、だからこそ今後の展開に期待を持てます。 大波の前の箸休め、または地固め、土台作り、そんな雰囲気を私は今巻のそこかしこに感じました。 ひょっとすると8巻から何か新しい動きがあるのかも……?
目に見える形での大きな動きが無かった代わりに、今回の小野寺律の場合では、 いつも以上に高野と律の心の動きに焦点が当てられていたように思えます。 律の誕生日当日の二人を描いたNO13では、特にそれが顕著でした。 十年前に恋に堕ちた初恋同士の高野と律。 月日が流れ現在、相手を想う気持ちは二人ともあの頃を超えているはずなのに、すぐには縮まらない心の距離。 もどかしくて胸キュンで切ない。高野と律の恋物語の醍醐味を味わえる巻と言えましょう。 ぜひお手にとって読んでいただきたいです。
そうそう。 世界一初恋において大きな魅力の一つが、漫画雑誌編集の現場のお話ですよね。 今回も色々と舞台裏を垣間みる事が出来て楽しかったです。...
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(RAMEN KIDS 2012年08月12日) from Amazon Review
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