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前7巻が軽いタッチの一冊だったため、 大きくは期待せずに、部屋の隅に積んで置いたのだが 冒頭ちょっとだけよと読み始めたら止まらず、 夜更けまでかかって読み終えてしまった。
どの作品も、湯川が物理学の知識を「駆使して」 謎を解くスタイルではない。しかし無味乾燥と 思われているオタク的理系の世界で、 どこまでもヒューマニスティックであろうとする 湯川の姿勢というか、心意気に胸を打たれる。
最後の中篇の、どんでん返しは素晴らしい。 もちろん、その心意気も。
(アジアの息吹 2012年12月12日) from Amazon Review
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