GUNSLINGERGIRL、長い長い物語の最後のお話です。

何気に手にとった一巻から、長い時がたって、今の私はあの頃とは何もかもが違ってしまったけれど、この物語の人々は最後までただ自分の道に殉じて駆け抜けて行きました。

思い返して見れば、まるで一本の映画を見てきた様な鮮やかな物語でした。 銃と暴力と理不尽に翻弄されて来た彼女たち彼らたちだけれど、最終回は静かにしんみりとそれぞれの新しい明日に帰結して行きます。

そして、逝ったあの人たちがそっと残して行った『希望』…。

幸せと不幸は、決して一括りで語られるべきものではありませんが、今この時を生きている人間の、その形の一つを見事に描ききっているように思います。

主人公たちフラテッロだけではありません。公社の面々、役人、軍人、テロリスト。あらゆる登場人物の『生』が見えてくる様です。

この世界も悪くないなぁとそっと目を瞑りたくなる、そんな読後感でした。

是非一巻からまた読み返してみようと思います。

この物語に出会えて良かったっ!
(YUKINOHANA 2012年12月15日) from Amazon Review

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