このややこしい副題のつけ方はやめてほしかったです。のだめ初心者には「無印」と「フィナーレ」と「パリ編」の関係がぱっとわかりにくい。よーするに第二期がパリ編で第三期がフィナーレなわけですが、どちらの舞台もパリです。
最初はキャラクターの面白さ、コメディのでき、早いストーリー展開がよかった日本編と比べて、欧州編は退屈だと思ったのですが、じっくり見るととても良いです。ちょうど音楽に楽章があるように、のだめと千秋というモチーフは同じでもテーマがかわってます。日本編が長調だとするとヨーロッパ編は短調に転調。日本編が「音楽をやる楽しみ」なら、欧州編は「苦しさ」をじっくり描いてます。これが補完しあってのだめという完成した曲になってます。パリのおしゃれなカフェで食事するようなシーンはなく、みな寝食を忘れて勉強しています。こういう「なんだ、自分だけでなくみんなつらいことを頑張ってるんだ」というストーリーは個人的に好きです。ミルヒーが最後にいきなり手を差し伸べるシーンの、SFチックな演出もよかった(足元の模様)。特に良かったのは、ストーリーを赤ん坊にスプーンで与えるのでなく、クラッシックの音楽のように視聴者に読解力を求めるところ(のだめのコンサート後の不可解な逃亡の原因など)。よかったです。
(田中光 田中 2012年12月23日) from Amazon Review

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