『TECHGIAN』誌に連載されている作品で,本巻では二十七話〜三十二話を収録.

いささか停滞気味にも感じられた流れが,この巻になって再び動き出したようで,
気を持たせた前巻のラスト,そこへと至りそしてそこからがしっかりと描かれます.

また,著者自ら「シリアス」と語っているように,全体的に落ち着いた話運びで,
おっぱいなどのコメディ要素も,確かにあるもののどちらかと言えば抑え気味です.

中でも,己の甘さを指摘され怯むものの,人々との出会いや別れ,思いを重ね,
決意を抱き進もうとする主人公の姿は,先へと繋がるものとして印象に残ります.
他にも,勧善懲悪だけではないシビアな面も描かれるなど,読ませる一冊でもあり,
今回も衝撃的だった最後も含め,その物語にグッと深みが増したように感じられます.

ただ,少し残念だったのはこれまで巻末にあったオマケのパロディ漫画がなかったこと.
あと,時代ものならでは血縁関係のややこしさから,人物紹介や相関図が欲しかったです.
(ポロロッカ 2012年01月25日) from Amazon Review

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