セリフは相変わらず何言っているのか日本語になっていないところも多いけど、絵と一緒なので、シチュエーションで理解できます。
風早も、龍も、ケントも、ただ一人の女の子だけを一途に思うっていう、少女漫画の王道の実際にはあり得ない女子からみた理想の男の子たちです。
それでも、この漫画が白髪のおばさんの胸さえもうつのはなぜ?

きっと全編に貫かれている「他人と気持ちが通じ合うということが、ひとにとっての最高の幸せなのだ」っていう作者の哲学ゆえと思います。
一巻目では風早くんは、きざな台詞をはく、理想の王子様でしたが、話が進むにつれて作者の本気の創作物として、命が吹き込まれています。

世の中の女の子達には、こんな理想の男は滅多にいないので下手な期待はしないでほしいってことと、他人と共感することの大切さと
そのためには努力が必要だってことを知って欲しいと思います。

だから、「君に届いてからの話がおもしろくない」という人こそ、どうぞこの巻を読んでください。
(rieko-m7 2013年01月26日) from Amazon Review

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