ジャケットを見てペルソナ3を彷彿させられたのと、ジャンルがADVだったので買いました。
(ちなみにイラストレーターの方は、ペルソナ3のイラストレーターとは別人です。)
いわゆる、ジャケ買いだったので内容にはあまり期待してなかったですが、結構良かったです。

まず最初にストーリーに触れると、サイレントと呼ばれる精神寄生体を排除する組織「フォート」に所属する主人公が、ある事件の捜査のため、如月市に在する如月学園に潜入する…といった感じです。
この文章を読むだけでは伝わらないと思いますが、プレイしてみると、『人の心の闇』を題材にしてあるだけあって、かなりシリアスで重いです。

ゲームの流れとしては、主人公が持つ特殊な能力(=Σシステム)を駆使して、人間の心や記憶を読み取って、事件の真相を解き明かしていく…といった感じです。
心を削って思念を読み取る「Σシステム」は、本作にとって核となる重要なシステムで、人間に対しては情報収集、サイレントに対しては攻撃手段となります。
Σシステムの操作はタッチペンで行うのですが、心を削ったり、思念の場所をサーチしたりするのが、ホント楽しいです(笑
とても新鮮で良いと思いました。
あと、読み取った思念はテキストで表現されるのですが、その表現の仕方も一風変わってて素晴らしいと思います。(読み取った思念はたいてい暗い内容なので、見てると鬱になりますが…)

ADVの軸ともいえる会話部分ですが、通常の会話の他に、パレット会話とエモーション会話があります。
パレット会話は、集めた思念や情報使って相手を動揺させ、Σシステムを使い新たな情報を引き出すといった会話です。
エモーション会話は主人公の感情を自由に選んで、相手との信頼を築き、相手の心の深層を探るための会話です。
パレット会話は、無駄な情報を使っても、Σシステムが発動する場合があるので、有益な情報を得られずに会話が終わる可能性があるので、注意が必要です。
エモーション会話は、転生学園というゲームに使われていた、RESシステムというのに似てますね。... 続きを読む
(ためごろう 2008年04月01日) from Amazon Review

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