「神楽の彼氏」(四話)
「山崎、忍者の免許取得?」(一話)
「クサナギさんの鞘をめぐる話」(四話)
の全九話。

本誌から少しネタバレですが本誌から加筆修正がなければ「クサナギさんの鞘をめぐる話」は残り二話です。

「神楽の彼氏」の話は「真っ黒こげです」「もうたくさんだ、お父さんの髪はこんなにたくさんだ」など、星海坊主久々の登場でハゲネタ満載の回です。ギャグで誤摩化してますが、全編通して銀さん、星海坊主さんが大人の階段を降りたり上ったりしているところは感慨深かったです。また、神楽が初期に比べて、特に星海坊主(父)からの愛情を受け入れる事にふんぎりがついたように感じました。
大きな意味で神楽親子の成長物語です。

「山崎、忍者の免許取得」の話は終始ギャグです。服部全蔵も久々の登場。地味に山崎戦闘能力が上がった描写があります。地味に密偵としてレベルアップです。これからはあんぱんじゃなくてちくわキャラですね。

「クサナギさんの鞘をめぐる話」はギャグとシリアスがごちゃごちゃに混ざった話です(ギャグ:シリアス=7:3ぐらいですが)。シモパロ大量にあります。沖田VS銀時の真剣勝負のフラグを回収して、久々に鉄子登場です。土方さんの妖刀ネタも覚えている辺り先生最近過去の銀魂読みなおしましたか?

全体的に過去のフラグやキャラを掘り起こして整理している段階というイメージです(本誌の話もしかりWJ10号あたり)。
蛇足回が多いと言いますが、神楽の成長(家族との折り合い)は絶対にしておかなければならなかった要素ですし、近藤さんが尾美一篇で立場が微妙に変わった事もあり、沖田も何らかの形で成長していくんだと思います。
次巻に載るであろう「クサナギ」のラストと、その先の話に期待です。
(み 2013年02月13日) from Amazon Review

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