まず賞賛したいのがHDリマターによる再撮影での16:9サイズ化、
それを成し最誕したSEEDが無事に完結を迎えれたことですね。
今のフルHD 16:9サイズのTV視聴環境に対応するためにもこのHD化は必須だったと思います。
これまでの10年から、これからの10年へこの名作を受け継いで行く為にもHD化は必須だったと言えますからね。
もちろん、一過性の人気でオワっていくような並の作品では今回のような措置はなかったはずですから、
ファンとしてもこの名作が新時代スタンダードのフォーマットに対応できるよう生まれ変わったことを誇りに思います。
どんなに時が流れ過ぎようとも変わらないガンダムファンの想いが結実したのが、このHD化ですからね。
BOX4収録話、本編はこれまでよりさらに新規HD作画がふんだんに加わりSEED特有のスピーディーでダイナミックな
MS戦闘シーンはさらに迫力を増していますね。
パーフェクトストライクが舞うオーブ戦、カラミティーら3機と激突するフリーダム、ジャスティス、
そしてフリーダムとプロヴィデンスの最終決戦などリメイクかと見紛うばかりに新旧の作画が渾然一体で融合し
格段にカッコよく仕上がっています。キャラの作画も要所のみならず書き直されていますしね。
SPEDからの移植も妙で「たましいの場所」ではCパートを設けラクスの告白めいたシーンを加えており、ドラマとして
グッといい仕上がりになっています。
最後の戦いでは、クルーゼは執拗に世界にある絶望を語る。キラはフレイを助けられなかったことで己れの力の限界を
突きつけられている。キラは「それでも守りたい世界があるんだ」という言葉とともにクルーゼに勝利する。
だが「それでも」と言わざるを得なかったところにキラの敗北がある。キラはクルーゼの言葉に真実を認めてしまった
クルーゼの憎悪こそ、キラが向き合い続けなければならない現実なのだ。
だから「それでも」とその現実を認めた上で「守りたい世界があるんだ」と訴える。... 続きを読む
(Yasuhiro toyota 2012年12月24日) from Amazon Review

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