鎌池先生の話の書き方そのものはやっぱり面白いと思うので★5
でもストーリーは1mmも進まなかったので★−1
更に下記しますが内容的には「とある」である必要がないので★−1
という事で★3です。

これから数巻さらに刊行されて振り返った時、この巻の内容を知らなくても話が通ると思われますので
ストーリーは全く進まないと書かせていただきます。
この巻は書きたいエピソードだけを「とある」のキャラと設定で再現した感が顕著です。
この書きたいこと書いてフォロー無しの傾向は新約になってから度々見られますね・・・

例えば、新約3巻の終わりでカミやんが「超ファッ○ーーン!」状態になったのに対して
美琴が「私はあなたと共に進む!」という主旨の美琴の性格を考えれば告白も同然な宣言します。
次の4巻では3巻終わりの出来事はどうでもいいのか、カミやんはあっさりと美琴を置き去り
何故かはるかかなたの事件の渦中にいつも通りいつもの調子で拳を握って登場(ヒントを貰ったとあるけどご都合感満載)。
美琴も恐らくあっさり学園に戻っている、とかね。
ファンはキャラも世界観全体も愛しているんですが・・・作者自らハブりにきているのに深いナニコレ感を覚えます。

作者は「そもそもヒーローとは何なのか?」というのを思考実験して
「ヒーローは用法容量を守って正しくお使いください」という結論を得たようで
それを「とある」の設定でやってみた感が溢れています。
つまりこの問いかけ、ストーリー上からはサブルートに進みすぎているというか
すごく唐突で浮いている感を受けるんですよね。
話は面白くても「とある」シリーズで丸々1巻使ってまでやる必要があるのか・・・
テーマだけ考えれば「インテリビレッジ」や「ヘヴィーオブジェクト」でやれば良かった話に思えます。
(特に後者でなら絶賛だったんじゃないかな?)
鎌池先生の頭の中ではちゃんと「とある」のストーリーと繋がっているのだとは思いますが
一読者としては行間読もうにも行間が広すぎてなんだかよくわからないです。... 続きを読む
(7thmoon_gate 2013年05月11日) from Amazon Review

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