冊子の帯に,例によってエンブレお得意のセリフが入っていますが,「言葉に偽りあり」です。

内容として評価できるのは,冒頭のシステム解説(オーディション部分以外)。アーケード,Xboxと比較しても,詳細なところまでフォローしてあり,中堅Pの方々は参考になる部分も多いかと思います。
特にオーディションで出てくるCPUユニットの紹介は,記者狙いのプレーをするには必要でしょう。

しかし,仮にも「攻略本」として受け入れられるのはここだけ。
各ランクの営業の内容はダイジェストで紹介しているのみ。Xboxでは各営業ごとに,画面に表示される選択肢をフォローしていたことを考えれば,大きなランクダウンです。エンブレは「知りたければ2冊買え」とでもいいたいのでしょうか?とてもストレスがたまります。

そして,重大な項目であるオーディションの詳細攻略が全くないこと。これがこの本の価値を大きく下げています。
実は特別オーディションやライバルオーディション,IU予選・本選のCPUレベルについては「電撃PSP」で細かく発表されていました。
雑誌の攻略ページで紹介されていた=公開規制にあたらないものが,「攻略本」を謳う本誌で何故紹介されていないのか。納得がいきません。
この手の攻略本ではあってはならないほどの重大な誤植も発見しましたし,作りが雑なのではないでしょうか。

アイマスとつけばとりあえず買うという人には,巻末のインタビューページはお勧めできますが,攻略目当てで買う人には「ちょっと待て」といいたい内容です。
まぁ自分も急いで買ったクチなのであれなんですが,最後に一言まとめます。
「購入は慎重に。」
(十里杉流 2009年03月31日) from Amazon Review

この口コミ&評価は参考になりましたか?はい いいえ
203人中、91人の方が「この口コミ&評価が参考になった」と投稿しています。