望月は柔道の国際強化選手に選ばれたため、柔道部の顧問に書道をやめて柔道に専念するように強く言われます
 縁は、「望月が書道部をやめるかもしれない」と意気消沈していました。
 望月が書道をやめるかもしれないこと、縁の元気のなさに、書道部の部員達はやきもきするのでした。
 夏休みに入り三浦先生の元に九州の一条がやってきて書を習いはじめます。
 その際一条の言葉に大江は大きなショックを受けるのでした。

 望月が書道部顧問の先生の助けを得て自分の選択をする様子や、縁が改めて望月への気持ちを認識しなおす様子などが描かれます。
 高野山競書大会に部員全員が入賞する快挙に喜び、日野と大江が良い賞に入ったことに騒ぐ様子は書道部ならでは賑やかさで笑わせてもらいました。
 いままで、漠然としていた大江の望月への気持ちは、この巻で書道部のみんなの知るところとなっていきます。
 書の甲子園への入賞を目指し真面目に書に取り組んでいる姿にみんなを応援したくなる一冊。

 
(佐藤さえ 2013年06月09日) from Amazon Review

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