ネタバレ承知の変則レビューですので、初見の方はその辺りを考慮した上でお読みください。
(レビュー「その1」「その2」は、何故か5巻4巻の順にあります。)

3話は地味だとか言われて評価が低いが、実は魔女「美風」に関する伏線の殆どが此の回に張られている。
主人公「文明」が中川食堂で初めてカレーを注文した時、美風は彼をマヤ殺害に利用しようと、文明の過去を黒魔術で時間を掛けて読み取ったと考えれば。
文明好みの美風の容姿、カレーの味、ポルシェなど、全て文明の子供時代の思い出から読み取っている事が解る。
3話の「おやき」や「象山地下壕」に纏わる良さ気な話も、文明の印象を良くする為には最初が肝心と美風は気合を入れたに違いない。
尤も、ポルシェだけは(あの運転テクニックからして)最初から持っていたのかもしれないが。

そもそも、下宿のおばさんが美風の手下だったと言うのも偶然にしては出来過ぎだ。
何故、文明はあそこに下宿していたか。
前任エージェントNo.5があそこに住んでいたからだろうし、一晩で手に入れたとしか思えない洋服一式もNo.5の物だったのだろう。
そして「美風」があの下宿自体に注意を向け、見張っていたと考えれば全ての辻褄は合う。
文明は無能だった故に利用できる駒として殺されずに済んだ様で、そんな目で3話を見ると、結構怖い話だったりするのだ。

4話は文句無しの爆笑&活劇のお薦め回。
過剰なネタバレは無粋なので省略するが、今回と8話で皆神山の聖域を浸食しようとUMA達が蠢動している。
ここ等の事は5巻のレビュー「その1」の終わりに書いたので、そちらを読んでください。

-------------------------------------------
此の全13話の物語を1話から見直すと、実は7月の頭から終業式の、ほぼ3週間の出来事だったと気付き愕然とする。
ところが1999年の暦と時系列の関係を考えてみると、辻褄が合わないのだ。... 続きを読む
(古い怪獣映画好き 2013年06月11日) from Amazon Review

この口コミ&評価は参考になりましたか?はい いいえ
247人中、107人の方が「この口コミ&評価が参考になった」と投稿しています。