『「正義」を貫き通すRPG』というジャンル名の通り、序盤こそ主人公ユーリの「個人の正義」ともう一人の主人公にあたるフレンの「社会の正義」による、立ち位置の違いによる正義同士の衝突が描かれます。
しかし、その対立構造は中盤までであり、終盤ではユーリの判断が絶対的に正しく、ユーリに逆らう者は問答無用で間違ってるとされる展開が続く為、首を傾げたくなる人もいると思います。

また、ユーリは物語の途中である罪を犯し、本人もその自覚があるので罰を受ける覚悟はあるのですが、最終的にその罪もうやむやになる為、善と悪の因果応報や社会における義務と権利の両立というシリアスなシナリオを期待する方は、止めておいた方が良いと思います。

あと、一部の男性同士の恋愛を好む女性受けを狙った要素やネットネタもほんの少しあったりしますので、そういう要素を好きになれない方にはキツイかも知れません。

最後にシリーズお馴染みの作品が出る度に進化する戦闘システムに関しては楽しいので、バトル目当てで買うのもありだと思います。
(Netsu 2012年08月08日) from Amazon Review

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