TVアニメシリーズもコミックも全て観ている銀魂ファンです。
特にTVアニメは、毎週観ていて「ここまで制作スタッフや声優陣の愛を感じるような作品は初めてだ・・・。」と、感じていました。
今回の完結編はまさにその銀魂への愛の集大成。銀魂というエンターテイメントが完璧な形として完成したと言える。
もう面白さが半端じゃない。映画館で大笑いしたのなんて何年ぶりだろうか・・・。周りも皆大笑いしてた。
同時期に観たジブリの「風立ちぬ」にはがっかりしていたので、例の危ないネタにも大爆笑!
相変わらず制作スタッフの怖いもの知らずには恐れ入る。
ここ数年のジブリにはがっかりされられっぱなしなので、パヤオさんにはこの映画を見習って欲しい。(なんて思ってたら引退しちゃったよ・・・。)
変に名作ぶらなくていい。世界中の評論家に絶賛されなくてもいい。カンヌ国際映画祭に呼ばれなくてもいい。
楽しければそれでいい!それが映画というエンターテイメントのあるべき姿だろう!
「観客をとことん楽しませるまで返さないぞ!」という制作者の思いが伝わって来る。
どんなに馬鹿げた内容でも、下品な内容でも、やりたい事をやり尽くし、観客をとことん満足させた作品こそが名作と呼ばれる。
某英雄王いわく、「凡俗な賢しさよりも、稀有な愚かしさの方が尊かろう。」ってことだ。
最近はどんな映画を観ても粗ばかりが目立ち、心から満足できる映画が見当たらなかった。
「昔の映画と比べてつまらない。」、「昔の映画は良かった。」などと言ってばかりだった。
この作品を観て、幼い頃、純粋に映画を楽しんでいたときに戻ったようだった。まるで初心に帰ったように思えた。
この作品にこめられたメッセージは、最近の娯楽に欠けた映画や迷走した作品に向けたものだと思う。
「映画の基本って何だよ?賞を取ること?マスコミに持ち上げられること?いや違う!観客を楽しませることだろう?」って監督のメッセージが伝わって来るように感じました。

あと、この作品の「終わる終わる詐欺」には慣れているので、これで完結だなんて信じません。
きっとまたパワーアップして帰って来ると信じています。
(ウーハー、サージェント 2013年10月11日) from Amazon Review

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