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内容は文句ありません。ちょっとチートだけど
ただ、あの感動的なシーンをあの絵で描かなければならなかった作者さんにいたく同情した。 もう描けないんじゃない、描く気力が尽きているし、満足行く絵が描けなかったかもしれないし、 あるいは無意識に、あのままでいいやとーストーリーもひっくるめて描いたかもしれない。
また引き伸ばしか、という感想。 もしかしたら、今回のどこかに最終回を本人は描いてしまったかもしれない。 売れるから伸ばす、また伸ばす、伸ばす、伸ばす、 本人もう終わりたいのに終わらせてくれない地獄。
前巻まで、あれだけ緻密にストーリーを詰めておきながら 最低限の〆すらできなかったところに事態の深刻さが感じられる。 映画に合わせたという条件があったにしろ、 どうしても描かなくてはならないという欲求を感じることができないのだ。
やっぱり出版社のエゴで新展開になったのだろうか。 だとしたら本当に同情に絶えない。
☆1なのはこういう状況でも出版を敢行した出版社に対してのもの。 必死で原稿を落とさないように連載をつづけている作家さんに対しても失礼だし こういう巻が後世に残ってしまう作家さんに対しても失礼だと思った。 待つ、あるいは〆ることが作者さんの裁量でできないのだろうか?
(三輪そーめん 2013年04月08日) from Amazon Review
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