昭和を懐かしめるギャグ・テイストが、たまりませんね。
巻数を重ねる毎に、なんでもありのハチャメチャな展開になっています。
大きな歴史的な流れを前提にしていますが、
凄まじいばかりの勢いで、エンターテインメントを極めようとしています。

特に大久保長安の濃いキャラ設定は、ウッシッシッ、たまりません。
板倉勝重も「なるほど」という描き方ですね。

この『へうげもの』では、実在の人物が過激にデフォルメされていますから、
歴史ファンや茶道を嗜む方からは、賛否両論というところでしょう。
もっとも漫画ですから、笑って許して欲しいですが、
上田宗箇や小堀遠州は、その流派が今に伝わっているだけに
「もう、え〜加減にしなさいッ!」という感じでしょう。

ほんの僅かな時間で読み切れる『へうげもの』。
その馬鹿馬鹿しさに愉快に笑えるのも、
著者の膨大な作画時間があってこそ、なのです。
背景なども必要以上にギッシリと描き込まれています。
山田氏の才能とご努力に“焼げゃああ”と驚きつつも敬意を表します。
(不識庵 2013年10月15日) from Amazon Review

この口コミ&評価は参考になりましたか?はい いいえ
457人中、220人の方が「この口コミ&評価が参考になった」と投稿しています。