森山未來はドンぴしゃのハマり役だが、他の出演者たちも快演・怪演ぞろいで、
原作より数段イキの良い仕上がりになった。
音楽がある点で、映像の方に分があるのは言うまでもないが、
とにかく久々に手放しで笑える青春コメディで、
この主人公たちに文句をつけるのは諸星あたるに節操を説くようなものだ。

女の子たちのキャラクターが面白く、
サブカル好きやヲタ系の打たれ弱い男子たちが悶絶しそうなストームブリンガー揃い。
年輪を経た「おぢさん」の眼で見ても同情を禁じ得ない世にも苦幸せな状況が可笑しい。

良い意味で映画という事を意識せずにテレビの延長で勝負したのも良かった。
リラックスした現場が、悪ノリ一歩手前の疾走感を役者たちから引き出して、
あれよあれよという間に気が付けばエンディングという小気味の良さ。
「笑わそう」という縛りを感じさせない喜劇という難題を軽やかにクリアできた点は、
かなりの高得点だと思っているのだけれど。

幼稚で愚かでスケベェな若者たちの不様でしょーもない行動「しか」出て来ないので、
まず間違いなく若い女の子たちにはドン引きされるんでしょうけどねー(笑)。

わたしはこの世代の若い役者たちに明るい展望を持てるような、そんな一本でしたね。
(おりおなえ 2013年03月30日) from Amazon Review

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