結構はしょってるのでテレビ見てない人には意味不明かもしれませんが、
逆にテレビ見た人のうち何人が本作を見ているか…私もその一人ですが。

残念ながらパラレルワールドではなく、あくまでゼハート視点というだけで、
バッドエンドは覆りません。しかし、ゼノギアスばりのモノローグの多用により
あの世紀の奇行にゼハートの焦りが表現され、なんとなくテレビ版よりは
同情できます。特にロマリーが結構ヒロインしている点と、
ゼハートにとってフラムはなんなのさポジションからしっかり想いが成就された点が
のちの拡張された最終決戦に反映されてて、エンディングに至っては
これだけでも見る価値はあると思う。(前編にお決まりの伏線が
追加されてますが、ベタだけど王道の手法にやられてしまいました)

でもデシルが視聴者の声を代弁したり、フラムがゼハートと結ばれたり、
なぜイゼルカントを捨てきれなかったのかを語るとこなんか、
ホント制作スタッフは放送後苦労したんだなって感じます。

本編を変えずに進行なので、元がダメダメなだけに過剰な期待は火傷の元ですが、
その中で痒いところに手が届いた、まさにそんな感じの本作。
特にシドをカットしてラストを変えたのはむしろ何故テレビ版で
やらなかったのか、悔やまれる。
(シール 2013年09月17日) from Amazon Review

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