狐と人。あやかし。神隠しの物語です。

率直に言って、このゲームを人に勧める気はありません。

制作者「Hacca Works」が、どういう傾向を好む集団か
長年なんとなく知っていて、共感・もしくは許容できる人々でなければ、今作を受け止めるのは難しい。
(そのあたりは過去作「花帰葬」のバッドエンド達だけでなく、副読本や「まるは」本、HPなどから、スタッフの好みが窺い知れるかと…)

「バッドエンドゲーム」がコンセプトの一つである、という事は、現在公式HPで明言されています。
また、BLゲーではありません(これも今更な特徴ですが…)
上記の時点で「ええっ…?」ってなった方は、すでに避けた方が良いと思います。

EDを回収し終えて、恋愛よりも広義的な意味で「片想いゲーだなあ」と思いました。
主人公が特殊なため、「主人公」というだけで感情移入しすぎるタイプの人も、避けた方が良いかと。
たぶん、傷つきます。

由を想う者。その想いに応えられない(応えない)由の宿命。
由以外の「誰か」を想い続ける、想い過ぎるアヤカシやヒトビト。
しかしこの「想い」、けして綺麗なだけで済む感情ではありません。

安直な表現ですが、
「食べたい」「好きだから食べれない」「食べられると分かっていても」
…といったキーワードに惹かれる方は、「おっ」と思える世界観かもしれません。
そのままの血生臭い意味ですから、結果、憎悪や歪んだ人間関係が漏れなくついてきます。
由が、というより、プレイヤーが延々と振り回されます。

しかし、これで攻略対象一人一人に、もう少し浸らせてくれたらな…と。
登場人物が多いせいあってか、全体のボリュームはあるはずなのに、各ルートに入るとあっという間にバッサリ感が拭えません。
…黒狐のシナリオ、一部カットも非常に惜しまれます…。(公式HPより)
ビジュアル面は過去作より大幅に優れているため(特に立ち絵の差分。半端ないです)余計「惜しい」の言葉が尽きません。... 続きを読む
(白 2011年06月23日) from Amazon Review

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