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最近読んだのですが、私自身は字一杯ものには慣れているので細かい字までどんどん読みますが マンガとして読むにはつらい部分が多いかな・・・
読んでて「へー」と思ってしまううんちくは面白いですが この巻はちょっと社会派気取りを感じる上に 結局何が言いたいのかあいまいなままってのがなんとも。
あと「酵素」について書かれていますが あの部分はかなり正確性に欠けるので読まれる方は気をつけてください。 大学のレポート等で書いた日にはフツーに不可、どころか呼び出されかねないレベルです。
・まず酵素に代謝酵素と消化酵素なんて分類はありません。 何故なら消化は代謝の1つだからです。酵素は触媒する化学反応の種類でのみ分類されます。 膜局在性酵素・可溶性酵素という分類もあります。実験科学的な側面が強いですが。 ・病気の時に代謝酵素が作られるというのも何を指すか全く不明です。 そういう超大雑把なくくり方で良いのなら、ヒトはいつもいかなる時も何かの酵素を生合成しています。 ・取り込む=人体に吸収される、と受け取れるような紛らわしい文章になっています。 すぐ後にオリゼーが否定はしていますが紛らわしいのに変わりはないです。 ・「体内の酵素の消費を抑える」⇒この一言は完全にアウト 酵素は生体触媒であるという根本を全く理解されていないセリフです。 反応によって消費されたらそれは「触媒」じゃありません。それは「基質」といいます。 かなり好意的に解釈して、食べ過ぎによる消化不良について言いたいのだと思いますが 読み手に酵素の基礎知識をミスリードさせる完全にダメ文章です。 ・もっと言うと、そもそも胃袋の中や腸の中は「体内」じゃないです。ということで二重ミステークです。 生物学において「体内」とは外気に触れない部分(同時に免疫作用により基本的に無菌)を指します。 口からお尻まで自由通気している訳じゃないですが、外気に触れているので消化器官は実は「体外」なんです。...
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(7thmoon_gate 2013年04月08日) from Amazon Review
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