ニコンのコンパクトカメラというと、一眼レフに比べて存在も地味で写りも地味という印象がありました。
最近では媚びを売るように派手な画質設定。

そんなところに友人がP300、P7100を続けて購入。
写りを見せてもらったところ以前のニコンコンデジとは一線を画す描写に、ちょうど安くなっていたこともあってP310を購入。
P300以前はケバケバしさが出てしまっていた基本的な画質傾向がP7100以降、ガラッと変わりました。

写りはある意味コンパクトカメラっぽくありません。
どちらかというと一眼レフ的。
デフォルトでも色もシャープネスも絶妙で、ナチュラル。
ナチュラルなのにヌケが良い写真を出してくれます。

ニコンの一眼レフの統一画質コントロールのピクチャーコントロールも搭載されて、
色合いからノイズリダクション量、シャープネスまで細かく調整できます。
非常に絵作りを好みに設定できるようになりました。
ニコンの一眼レフを持っている人は馴染みやすく、使いやすいサブカメラになるでしょう。
シャッター速度下限設定ができるのもにニコンらしい長所です。

機能で問題にされるのはRAWでの記録ができないことでしょう。
私の場合はJPGでサクサク撮るのがコンパクトカメラだと思いますし、手間かけて現像する素材を撮るなら一眼レフを使います。
さらに、最近のレタッチソフトはJPG編集でも画質劣化をおさえる仕組みを備えているものも多いので、極端な色変更などやらない限りRAWに固執する必要はなくなってきています。

シーンモードも多数搭載、オートで撮ってもナチュラルに写るのはスナップや人物撮影に最適で一般の素人さんも手軽に高画質を体感できると思います。
反面、風景撮影等はちょっとナチュラル過ぎてパンチが足りないと感じます。
これは画質設定でシャープネスを強めに設定するか、シーンモードで風景を選択すれば改善されます。

明るいレンズを搭載していますが、オートやプログラムモードでは基本的にはF2.8のラインを守ろうとします。... 続きを読む
(susanoonomikoto 2012年06月20日) from Amazon Review

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