amazonで絶賛されていたので、少々期待しすぎました。恋愛過程で言えば、むしろ今作ではどのへんで恋愛になったのかよくわかりません。

律のおまけ程度にしか見ていなかったライバル校のメンバーからヴァイオリンのためにやってきた後輩にポジションが変わったため、東金は最初から主人公を特別扱いで目をかけてくれます。それに伴い、土岐も最初から主人公を可愛がってくれている姿が印象的です。幼馴染の律も、「3」では自分だけ転校して置いていった主人公に対してもそっけなかったのに比べ、今作では自分だけ転校していったことを気にしていたようなことを言います。土岐と並んで主人公を可愛い子扱いする大地も加われば、四人ともすでに物語開始時点で好感度高めな気がします。芹沢も、一緒にアンサンブル参加を目指すパートナーとして世話を焼いてくれます。

・・・いくらなんでもちやほやされすぎじゃないでしょうか。逆ハー好きの私でも気になるほど、五人は主人公を大切にしてくれます。

攻略対象を絞ったことで、たしかに物理的なイベント量は増えました。しかし、エピソード不足じゃね?と思う場面も多々。律はなぜ自分に怪我を負わせた相手をかばった?東金の父親はなぜ変わった?そして、それまで息子を全否定していたのになんで主人公が二、三言葉をかけただけで演奏を聴きに来た?

特に律を怪我させた犯人に関して、この人が本来ならこんなことをするはずのない優しい人物である、もしくは怪我をさせたことを後悔・反省している姿を見せるなどのエピソードがなかったため、野放しにしてないで病院に入れるレベルで頭やばい人なんじゃないかと感じました。犯行動機も逆切れや逆恨みですらなく、こんなのをかばってる律の正気を疑いました。

東金の父親との対立も、ここまで頑なな父親なら、主人公が説得するのにイベント一本分費やすぐらいのエピソードが必要だったんじゃないか?と思います。... 続きを読む
(ゆきみだいふく 2014年08月19日) from Amazon Review

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