ある日突然発生したパンデミックによって大切なものを全て失った男ジョエルとパンデミック発生以前の世界を知らずに育った14歳の少女エリーが荒廃した世界を舞台に二人で旅をする作品。
ジョエルはパンデミック以後隔離地域で闇取引の運び屋をしておりその仕事の一貫でエリーと出会い、仕事の名目で隔離地域の外に連れ出すことになる。
最初は運び屋と荷物と言う関係上信頼関係も無かった二人だが、世界が荒廃する原因になった寄生菌に感染し理性を失い人を襲うようになった怪物や、他の生存者からの略奪を繰り返し隔離地域の外で生活する人間との死闘を繰り返しながら徐々に信頼関係を築き上げながら世界を旅し自分達の目的に近づいていく。

この作品のストーリーの面白さを理解する上で重要なのは、荒廃した世界でのエリーとの旅の中で変化するジョエルの心境の変化、外の世界を知らずに暮らしていたエリーが外の世界を旅する事によって良い所、悪い所を知る事によって描かれる成長、その二人を取り囲む残酷でありながら時に美しい壮大な世界観がある。
また、旅の中で出会う様々な人物もそれぞれの考え方でこの世界を生きており非常に魅力溢れるキャラが揃っている。
時に協力して生き抜き、時に敵対する事になり、そうやって繰り返す出会いと別れの中で描かれるジョエルとエリーの心境や信頼関係の変化や成長の描写もまたこの作品の魅力である。

そうやって旅は続き作品内での時系列はおよそ1年経つ、その末にたどり着いた目的地でジョエルに迫られる選択、ジョエルが選んだ結末とエピローグでのエリーとの会話は1年と言う時間をかけて築き上げてきたエリーとの信頼関係の強さをよく表しており同時に物悲しさもある。
後味が良いとは言えないラストだがジョエルの選択には非常に説得力がありプレイヤーを納得させるには十分なシナリオである。

ゲーム性についても非常にバランスが考えられており、旅をする中で手に入る資材から武器を作りそれを使って敵を倒していく、しかし手に入る資材は多くなくストックできるアイテムや銃の弾の数も少ないので無闇に使うとすぐに無くなり一気に窮地に立たされる。... 続きを読む
(ホオジロシャーク 2014年07月11日) from Amazon Review

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