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作者のろびこさんは『ひみこい』の時代からその存在を知り、今のところ全作品を追いかけています。 本作『となりの怪物くん』は、今後間違いなく2010年代を代表する少女漫画のひとつと数えられることでしょう。
その面白さたるや、ヤマケンが大活躍する中〜後半に至っては続きが気になるあまり30代のおじさんが本誌を購読していたくらいです。
土日重なりの給料前倒しの24日(本誌発売日)に、同僚から「給料入ったし一杯どうよ?」と誘われた際に 「いやあ今日はちょっとね!」と言いつつ顔を綻ばせた私を見て、同僚は私が女性と素敵なひと時を過ごすものだと 完全に勘違いしていたようですが、いやあ彼はまったく馬鹿なやつですよ!
きっと彼は、その後で私が「ヤマケンどうなったんやヤマケェェーン!」などと心の中で絶叫しながら 書店に急いでいたとは夢にも思わなかったでしょう。ちくしょう。
などという由無し事はこのくらいにしまして……さて、この最終巻の評価は★5としていますが、 この巻だけで言えば実際のところ★4です。じゃあ大人しく★4にせんかいハゲという声も聞こえますが、 最終巻の評価にどうしても作品全体の評価が影響してしまうのは、致し方のないことでしょう。
つまり、作品全体としては文句無しの★5なのです。 ただ、上記にもあるようにこの最終巻は非常に残念ながら満点とはいきません。 断腸の思いで★4です。というのもこの最終巻、どうにもこうにも無駄にボリューミィなのです。
――以下、若干のネタバレを含みます。
作者のろびこさんにとってはこれが初の長期連載です。それゆえにキャラに対する愛着が半端ではない こともよーく分かります。だからこそ、出来る限り色々なことを盛り込みたくなるのも当然でしょう。 しかしそれでも、まさか雫ちゃんが結婚指輪をつけるところまでやるとは思いませんでした。
個人的には物語のラストというのは、(これはかなりハイレベルな要望ではあるのですが)...
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(榎本 2013年08月12日) from Amazon Review
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