最初のストーリーがお登勢さんちのたまがタバコ自販機さんとハートフルラブストーリーを演じ、続くストーリーでは霊が見えるメガネに変えたことで守護霊どころか背後霊&悪霊まで見えるようになった新八があたふたするなどいつものゆる~いギャグコメ巻だと思っていました。しかし中盤から久々に第14代将軍茂々が登場し雰囲気が一変します。再びシリアス長編ストーリーの開始です。

状況としては鬼兵隊と手を組んだ一橋派・喜々が晋作を通じて神威も仲間にし、茂々の側近達だけでなく茂々自身を亡き者にしようと本格的に行動を開始します。しかし、あっさりと茂々派に看破されたうえに喜々自身が監視対象にされてしまいます。そんな杜撰な計画にあきれた神威により喜々はあっさりボコボコにされます・・・これにより「茂々だけでなく喜々も狙われている」という状況が発生し事態が混迷化していきます。かつて裏で悪行を繰り広げ、邪悪とはいえ一橋を抑える盾でもあった定々亡き今では茂々は政治的に劣勢であり、妹のそよ姫ひとりすら守るのが困難な状況です。

警察トップ・松平片栗虎は江戸ではもはや茂々を守りきれないと判断。帝のいる京へ避難しひとまず防御に徹することにします。銀さん達の協力も仰ぎ影武者を複数たてることでリスクを回避する計画を発案。更にさっちゃんをはじめ御庭番衆の復活・召集と茂々の道中守護を命じ、江戸城には真選組を配置、万全の体制で臨みます。

しかし忍者たちが一橋派に寝返ったことで大ピンチになります。ややこしいことに茂々の影武者が複数いるので誰が本物かわからないのですが・・とりあえず本物っぽい茂々は服部全蔵に首をはねられますし、影武者っぽい茂々たちもどんどん追い詰められていきます。そよ姫は沖田が護衛にいたことで何とか生きていますが神威たちに襲撃され状況は絶望的です。... 続きを読む
(マイト・ガイ 2014年10月04日) from Amazon Review

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