漫画は全巻持っています。連載当初からリアルタイムで
原作を読んでいましたが、人情コメディであった名残を 取り戻そうとしつつ、
失敗の連続に見えてしかたありません。

主人公がぶれているというご意見がありますが、その通りに思えます。
長期連載になると、どうしてもキャラの過去を掘り下げたり、
新しいキャラが沢山出てきたりするのは
仕方が無いとは思うのですが、それが上手く作用していない気がします。

パロディも昔ほど面白くなく、ただ時事ネタを使っているだけに思えますし、
ここまで下ネタ、時事ネタなどを多く取り入れることに、
むしろ他に何か理由があるのでは?とも思ってしまいます。
伏線を張って色々な話を表現されてきたと思いますが、それにこだわりすぎて、何を本当に描きたいのか
私には伝わってこない事が多い巻でした。

証明写真の回では、やはり現実に辛い思いをされた方が多い事件なので、こういった
取り上げ方はいかがなものかと思いましたし、アフ狼の回は キャラも真選組の日常も
面白いとは思いましたが、万事屋と桂と新キャラと真選組は詰め込み過ぎではないかと
思いました。

吉原はあくまでも遊郭のまま存続させることはともかく、やはり、皆さんもおっしゃっていますが、
皮肉とはいえ「立派な遊女」というセリフの意味がわからないです。
連載開始当初は、仕事の内容に関わらず、女性が強いという感じだったので、
下ネタも笑えたのですが、吉原が出始めてからそのあたりのモラルの一線が
ときどき 大きく崩れるような気がします。
解放されたにもかかわらず、遊郭として存続させることにこだわるのはなぜなんでしょうか?

たかが漫画と、読み飛ばしてほしいということなのでしょうか。

また、本誌で発表した作品をものすごい速さで単行本にする必要のある巻だったのでしょうか?
そのままならともかく、改変したセリフ 誤字だったとおもうのですが、
誤字でなく当て字、もしくはあえてその字にされたんでしょうか?... 続きを読む
(merinnda 2014年08月30日) from Amazon Review

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