タイトルにも書かせていただきましたがまさにこれ。
全ての登場人物がVII組所属の学生たちの成長のためだけに利用されている、そんな印象を受けました。
主に主人公であるリィンのためにって言った方が正しいのかもしれません。
絆イベントにしても、あれだけいるクラスメートの中でみんなが好意を抱く選択肢を与えられているのがほぼリィンのみというのはどうなのでしょう。
零の軌跡でもロイドが攻略王とかネタにされていましたが、リィンの場合は攻略しているというよりもみんなが勝手に彼を持ち上げてくれる印象。
何かを思いつくのもリィン、最初にみんなに声をかけるのもリィン、みんなを奮起させるのもリィン…。
正直この展開飽きました。

それから、戦争中だっていうのに犠牲が少なすぎるところがあるのもなんだかなぁって思う要因だと思う。
要するに生ぬるいんです。
どんなに強い敵が現れても、結局最後はVII組全員で退けるか、もっと強い助っ人が助けに来てくれるか、ワンパターンです。
劫炎のマクバーンなど、規格外の相手と対峙しても、戦闘が終わればただ肩で息をしているだけってくらいのダメージなのはいかがなものかと。
閃の軌跡は1と2両方であまり死闘を演じているようには見えないというのもイマイチ入り込めない理由じゃないでしょうか。
前の軌跡シリーズでは大けがをしたりシリアスな展開になることも多かったし、主人公の力では抗えない出来事があるっていうのもシナリオとしての魅力ではないでしょうか…。

あと機神戦がとにかく面倒くさいです。
人の力を超えたヴァリマールという存在が、どうしてもリィンを目立たせるためにだけに作られたんじゃないかって思ってしまう。
強そうな機甲兵がただの戦車や達人に素手でやられたりしているのを見るとなんか悲しい気持ちになります…。
必要だった?機甲兵とか…。

とりあえず、1に比べたらシステムはなかなか改善されてたのは良かったと思う。
ただ等身を上げて3Dにしてしまったことで残酷描写とかを抑えるしかなくなってしまったことはマイナス…。... 続きを読む
(菜名 2014年10月31日) from Amazon Review

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