最近まとめ買いして読んでいるワンピースですが、良くこんな話を思いつくなあ、と思いながら読みました。

面白い、面白くないは別にして、最近ワンピースの話がどういう風に出来ているのかが分かった気がしました。
ワンピースは一つのテーマパークなんですね。ディズニーランドや、ユニバーサルスタジオなどのような。

自分たちはワンピースという大きなテーマパークを歩く麦わらの一味で、色んな島(アトラクション)を旅する。
山ほどある島々のエピソードは、アトラクションで体験する内容である。

作者の尾田さんはそんな感じでワンピースを構成している、そんな感じがしました。

漫画の構成や読みやすさには、破綻を感じたり、詰め込みすぎを感じるところもありますが、
読み方を変えて読むと「ああなるほど」と思うところもあったりします。

ただ、最初からこういう方向に考えていたのは分かりませんが、
麦わらの一味(ここではテーマパークを歩く自分たち)に、最初の頃いろんなエピソードがありました。
その部分が面白くて楽しみに漫画を読んでいた人たちにとっては、
それ以外のアトラクションの内容など、あまり興味がないものかもしれません。

今のワンピースの状態は、お客様(この場合テーマパークを歩く麦わらの一味)参加型の、アトラクションになっていて、
参加した内容がアトラクションにひびくようになっている。
単純に言えば、ゲームの主人公が村や町を救って感謝される、そんな感じです。

そう考えると、麦わらの一味自体の内容はほとんどないような気がします。

このまま、麦わらの一味の存在価値が主に「強い」とか「凄い」というものだけにしておいて、
各島(アトラクション)の内容だけが濃くなっていくと、
麦わらの一味の存在価値は、ただのお客さん状態になっていくと思います。

テーマパークも似たようなアトラクションが増えると飽きられてしまうので、そろそろ各島のアトラクションを増やすのを止めて、... 続きを読む
(mame 2015年01月19日) from Amazon Review

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