宗教戦争に巻き込まれた10代の少年少女が悲惨な運命に巻き込まれ、苦難の道を歩みながらも、出会うたくさんの人々や、共に旅する仲間の情や想いに触れることで、傷を乗り越え、成長していき、悪を倒していくというストーリー。このゲーム、発売されたのは約20年程前で、かなり昔の作品だけど、個人的な感想ではあるけど、ストーリーだけなら今の時代でも通じると思うし、むしろこのレベルに至ってるRPGは結構たくさんの作品をプレイしてきたけど、中々ないと思う。というのも、このゲームのストーリーの鍵となるのが、「人間同士の絆の強さ」という普遍的なテーマで、かつ、出会う人一人一人との横のつながりの描写が丁寧に描かれていて、それぞれの存在が、お互いに強い影響を与えあっているのが強く感じられるからだ。特に、主人公アヴィンと、相棒のマイルの関係性、友情は、感涙ものだと思う。はっきりいって展開だけ見てとれば、ありがちで、古さが感じられるのも多いが、でもそこにいたるまでのキャラクターの心情や描写が細やかで、そこは英雄伝説ならではだと思うし、登場人物の発する何気ない一言一言に物凄く胸を打たせるセリフがたくさん出てくる。仲間の存在の暖かさや、頼もしさを強く感じられる作品だと思う。また、主人公のアヴィンの行動原理も最初から最後まで、一貫していて、旅の大目的は幼くして離れ離れになった妹アイメルと再開することだが、だからといって盲目的になってそればかりを優先するのでなく、目の前に困った人がいれば、真摯に対応していく。それが、後々の絆となっていき、その事がストーリーの核となるエピソードと結びついている。主人公の行動原理とストーリーのメインテーマが合致しているのは最近のRPGではあまり見られないと思う。今の軌跡シリーズの名ばかりの絆システムより、こちらの方がよほど絆を感じられると思う。
ただ、RPGのシステム部分としては、何の面白みもない。操作性は悪いし、戦闘もつまらないし、グラフィックはきれいだけど、街の作り込みとかかなり適当だし、何も良い所はない。だけど、それを補える程、ストーリーが素晴らしいと思います。... 続きを読む
(knkn 2015年02月03日) from Amazon Review

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