2014年10月に購入、約60時間でクリア。この前提にて報告する。

<長所>
1) 戦闘が非常に楽しい: 通常のRPGでも習得するであろう技・術をカーソルでの選択ではなく、ボタンの組み合わせで連続的に発動させることで敵に大ダメージを与えられる。これが戦闘にスピード感と緊張感を与えており、飽きが来ない。ちょうど格闘技系ゲームで技を入力する感覚に似ているが、同時に押さねばならないボタンは2種類までなので、報告者のように格闘技系ゲームがまるで駄目な人間でもストレスがたまらない。ちなみに、戦闘BGMに秀作が多いのは見逃せない(聞き逃せない?)長所。
2) いつでも難易度を変更可能: 例えばレベル上げで退屈になってきたら難易度を上げて緊張感ある戦闘を楽しみ、ボス戦でどうしても勝てなければ難易度を下げてしまえばあっさり勝てる。ある意味禁じ手ともいえるが、楽しむためのゲームでストレスをためては本末転倒。こういった「誰でも楽しめるための配慮」は素直に嬉しい。
3) キャラの掛け合いが面白い: 本編は正統派RPGといえる理想論バリバリなストーリーだが、戦闘終了時に見れる参加キャラ間のちょっとした会話や、「グルーヴィチャット」と呼ばれる、特定の場所で見れるちょっとした会話イベントが漫才に笑い要素が多く、真剣なストーリーと息抜きイベントのバランスが絶妙。

<短所>
1) アニメシーンの作りが雑: 2014年にプレイしているからそう思ったのではない。数年前の基準で考えても、色調にグラデーションを欠いていて全体的に平面的な画となっているだけでなく、キャラ表情の作りも全体的に粗い。せっかくのイベントシーンでテンションが下がってしまう。ポリゴンのままでもよかったのではないか。
2) フルボイスではない: 本作のサブイベントは、各キャラの過去や生き様など、そのキャラクターを理解するうえで重要な部分を構成している。にも拘らず、一部のイベントを除いてボイスがない。これは大変がっかりさせられた。キャラにぴったりの声優陣をそろえていただけに、大変残念であった。
3) メニュー画面の使いやすさに難あり:... 続きを読む
(sovremenny-672 2014年12月08日) from Amazon Review

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